「国際資格取得コース」の「レベル1」プログラムへの移行について
概要
ICF(国際コーチング連盟)によるプログラム認定制度の改定に伴い、GCSは「レベル1」プログラムの提供スクールとしての認定を取得しました。これにより、GCSの「国際資格取得コース(ICFの「ACSTH」認可プログラム)」は、すべて「レベル1」認定スクールとしての運用が許可されました。「レベル1」は、ICF認定資格であるACCを取得するためのプログラムであり、GCSの「レベル1」認定取得により、ACC取得の手続きが簡素化されます。
※2023年5月26日に開催した「レベル1移行説明会」の動画
修了要件の変更
「国際資格取得コース」の名称に変更はありませんが、「ACSTH」から「レベル1」に移行することで、修了要件が変更になります。具体的には、「レベル1」では、「メンターコーチング」と「修了実技評価合格」が修了要件に加わります。「レベル1」での「修了実技評価」は、ICFによるトレーニングを受けたGCS所属のアセッサー(PCC以上)が審査を行ないます。比較表は下記のとおりです。
※メンターコーチングについては、GCSサイト内のメンターコーチング担当ICF認定コーチ一覧以外のコーチから受けることも可能です。メンターコーチの氏名等の情報をご提供いただくことで、要件充足が認められます。
※ICFへの申請時には100時間のセッション経験時間数が必要ですが、レベル1修了要件としては求められません。
ACCの申請種別の変更
「レベル1」プログラムを修了すると、ICFの認定資格(ACC)を「レベル1申請」することが可能となり、従来の「ACSTH申請」よりも手続きが簡素化されます。比較表は下記のとおりです。レベル1修了/レベル1申請のメリット
- 申請作業が大幅に簡素化されます。作業は下記3点のみです。
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- スクール/クラス情報とレベル1修了証のアップロード
- セッション経験時間数の申告
- Web試験の受験手続
- セッション書き起こし原稿の英訳が不要
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- コーチングの観点で不適切な翻訳による評価低下リスクを回避できます。
- 審査期間が14週間から4週間に短縮
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- 修了実技評価の期間は3週間程度を見込んでいますので、実質7週間となり、従来(14週間)の半分となります。
※ICF認定 ACC取得に関わる費用について
- 「ACSTH申請」と比較して「レベル1申請」は200米ドル安くなりますが、その分、「修了実技評価」の費用が27,500円かかります。1米ドルあたり136円で換算すると200米ドルは27,200円ですので、費用はほとんど変わりませんが、上記「レベル1修了/レベル1申請のメリット」を考慮すると、ACC取得にはかなり有利です。
「レベル1」への移行適用対象について
「レベル1修了証」は、追加要件(メンターコーチングと修了実技評価合格)を満たすことで、2020年3月以降に「GCSコーチング国際取得コース」の受講を開始したすべての方にさかのぼり、発行します。
「ACSTH申請」では、「ACSTH修了証」のほかに「メンターコーチング」と「修了実技評価」が必要ですが、それらはレベル1プログラムの修了要件に組み込まれています。そのため、「レベル1申請」ではなく「ACSTH申請」を選択するメリットが全くありませんので、今後は「ACSTH修了証」の発行は行ないません。
- これから「国際資格取得コース」を受講される方へ
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- レベル1プログラムとしてのクラス受講になり、所定の要件を満たすことで「レベル1修了証」が授与されます。
- 現在「国際資格取得コース」を受講中の方へ
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- クラスJ・K・L(GCSコーチ認定試験を含む)をすべて修了するほか、メンターコーチングを完了し、修了実技評価に合格することで、「レベル1修了証」が授与されます。
- 「国際資格取得コース(クラスJ・K・L)」を修了された方へ
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- 追加でメンターコーチングを完了し、修了実技評価に合格することで、「レベル1修了証」が授与されます。
- メンターコーチングを修了済みの方は、追加で修了実技評価に合格することで、「レベル1修了証」が授与されます。
- 「国際資格取得コース」ではなく、クラスA~Dを修了された方へ
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- 下記条件を満たしている場合、「国際資格取得コース」へ切り替えることで「レベル1修了証」を取得することが可能です。
・2020年4月以降に受講を開始している
・クラスA~Dの講師全員が、受講時点でACC以上である
・クラスLを受講・修了している
※上記に加え、メンターコーチング/修了実技評価合格が別途必要です。 - 上記にあてはまらない場合は「ポートフォリオ申請」によりACCを申請ください。
- 切り替えの詳細については『「国際資格取得コース(レベル1)」への切り替えについて』のページを参照ください。
※クラスA~D修了後、クラスJKを修了(再受講)した場合
- クラスA~Dの修了後でも、クラスJKを再受講(+追加要件充足)することでレベル1修了とすること自体は可能ですが、その場合、レベル1の最初のクラス(再受講のJまたはK、あるいはL)の受講開始以降のセッションのみ、セッション経験時間数としてカウントできます。
- レベル1クラス(JKL)受講開始以前のものも含めてカウントする場合は、ポートフォリオ申請になります。
- 下記条件を満たしている場合、「国際資格取得コース」へ切り替えることで「レベル1修了証」を取得することが可能です。
メンターコーチングの修了要件について
メンターコーチングのページで 概要をご確認の上、メンターコーチング担当ICF認定コーチ一覧より、メンターコーチングをお申し込みください(無料オリエンテーション可能)。
上記一覧以外の有資格コーチからメンターコーチングを受けることで「レベル1修了認定」を受けることも可能です。その場合は、下記情報を事務局宛にお知らせください。
- メンターコーチ名
- メンターコーチのメールアドレス
- メンターコーチング開始日
- メンターコーチング終了日
- メンターコーチング時間数
- 上記のうちグループセッションの時間数とグループ人数(1対1でない場合のみ)
修了実技評価について
国際資格取得コース-レベル1修了実技評価のページにて概要をご確認の上、お申し込みください。
お問い合わせ
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