オンラインコーチングの工夫と課題
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 森水三香子です。
コロナ禍でZOOMが当たり前となり、コーチングのスタイルが大きく変化したこの数年。
対面が当たり前だった時代から一転して、オンラインでのセッションが主流となりました。
わたしは100%オンラインでのセッションです。(98%Zoom,2%Googleミート)
画面越しでの対話には物理的な距離があるものの、その距離を埋める工夫次第で、
信頼関係や深い対話を十分に築くことが可能ですよね。
まず、オンラインならではのメリットはなんでしょうか?
場所や移動の制約がなくなり、クライアントもコーチも
自由なスケジュールでセッションを設けやすくなりました。
また、クライアントは自宅などリラックスできる空間で話せることは、
周りの耳を気にせず話しやすく内省を深めやすくしているようです。
セッション中にその場でメモを共有したり、ドキュメントやビジュアルを活用しやすい点も、
オンラインならではの利点でしょう。
一方で、デメリットは何でしょうか。
たとえば、対面であれば感じ取れるわずかな呼吸の変化や姿勢、視線といった非言語情報が、
画面越しでは伝わりにくくなります。
また、通信環境に左右されるストレスはやはりつきものです。
だからこそ、オンラインコーチングでは「意識的な関わり」がとても重要になります。
お互いの状態をチェックするアイスブレイクの時間を持つことはストラクチャーでも大切とされていますよね。
また、わたしがよくするのは、五感を刺激するような問いかけです。
その質問をすることで、感覚を言語化しやすくなります。
「その時、体のどこに意識が向きましたか?」「その感情に色をつけるとしたら?」など、
六本木校の方にはお馴染みの問いかけかもしれません。
また、視覚的な情報を補う工夫として、ホワイトボードツールや図解ツールを使って、
セッションの内容を可視化することも効果的です。
対話が抽象的になりがちな場面でも、クライアント自身が整理しやすくなり、行動への落とし込みがスムーズになります。
コーチングの本質は「人と人との信頼と対話」です。
オンラインという制限の中でも、その本質にどう向き合い、どう表現するかが問われています。
オンラインでも、人間的なつながりを深める工夫を続けていくことは、
これからの時代のコーチに求められる力なのかもしれません。
オンラインセッションの工夫を知りたい方はぜひGCSコーチングスキルを学びにきてください!