コーチングで「応募者の本音を引き出す」面接へ

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 赤川美佐子です。
 

4月に入り、来年度の就職活動が本格化していますね!
面接は、企業と応募者が互いに理解を深める大切な場です。
近年、単なる選考の場ではなく、応募者の可能性を引き出し、企業とより良いマッチングを図る機会として捉えられるようになってきました。

そこで注目したいのが、「面接官にコーチングの視点を取り入れる」こと。
応募者の本音を引き出し、相互理解を深めることで、より有意義な面接が実現します。


◾️面接は「評価の場」ではなく「コミュニケーションの場」

面接というと、「応募者を評価する場」という印象が強くなりがちです。
しかし、本来は応募者と企業が互いに理解を深め、共に働くイメージを確認する場でもあります。
企業側が一方的に選ぶのではなく、

・この人と一緒に働きたいか(チームに馴染めそうか、共に成長できるか)
・企業の文化に合うか(会社の価値観や働き方とフィットするか)
・主体性や成長意欲があるか(自ら学び、行動し、成長していけるか)
・長期的に活躍できる可能性があるか(入社後のキャリアビジョンが企業の方向性と一致しているか)
・企業や仕事に対する熱意があるか(単なる就職先の一つではなく、自社で働くことに魅力を感じているか)
・コミュニケーション能力があるか(社内外の関係者と円滑に連携しながら働けるか)

を探ることが重要になります。

そのためには、応募者が自身の考えや価値観をしっかりと言語化できるような質問をすることが欠かせません。
ここで活きてくるのが、コーチングのスキルです。


◾️「本音を引き出す質問」が応募者の可能性を広げる

コーチングでは、「相手の本音や可能性を引き出す質問」をすることが大切にされています。
特に有効なのがオープンクエスチョンです。
例えば、次のような質問をすると、応募者の思考を深め、よりリアルな価値観や意欲を知ることができます。

「あなたがこれまで最も成長を感じた経験は?」
→ どんな挑戦をし、どのような学びを得たのかが見えてくる。
「理想のチームとはどんなものですか?」
→ 協調性やリーダーシップに対する考え方が分かる。
「この仕事を通じて、どんな貢献をしたいですか?」
→ 仕事へのモチベーションや将来のビジョンが明確になる。

応募者は、こうした質問を通じて考えを整理し、自分らしい言葉で表現する機会を得ます。
その結果、企業側も応募者の本質的な部分を理解しやすくなります。


◾️「聴く力」が応募者の魅力を引き出す

面接で重要なのは「質問」だけではありません。
面接官の「聴く姿勢」も、応募者が自分の考えをしっかり話せるかどうかに大きく影響します。
緊張している応募者に対して、ただ質問を投げかけるだけでは、本音を引き出すことはできません。
面接官が「話しやすい雰囲気」を作ることが何よりも大切です。
そのために、次のような傾聴のスキルを意識すると良いでしょう。

・適度にうなづいたり、相槌を打つ(「なるほど」「それは興味深いですね」など)
・応募者の言葉を繰り返す(「○○な経験をされたのですね」)
・「それはどういうことですか?」と掘り下げる

こうした工夫をすることで、応募者は「しっかり話を聞いてもらえている」という安心感を得ることができます。
すると、よりリラックスして自分の考えを伝えられるようになり、面接が単なる質疑応答ではなく、双方向の対話の場となるのです。


◾️面接にコーチングの視点を取り入れるメリット

面接官がコーチングの視点を持つことで、面接は単なる選考の場ではなく、より有意義なコミュニケーションの場なります。

・応募者が自分の価値観や強みを整理し言語化できる
・企業側が応募者の本質を理解しやすくなる
・ミスマッチの少ない採用につながる

結果として、応募者にとっても企業にとっても、より納得感のある選考プロセスが実現します。
採用活動の質を高めるためにも、コーチングの視点を取り入れた面接を意識してみてはいかがでしょうか。

コーチングに興味がある方はぜひ無料体験講座(説明会)に参加されてみてくださいね!