コーチングを活かした新入社員への指導とは?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム あかがわ みさこです。
まもなく新年度が始まり、新入社員が職場に加わる季節になりますね!
「どのように指導すればいいのか?」
「厳しくすべきか?優しくすべきか?」
そんな悩みを持つ上司や先輩社員の方も多いのではないでしょうか。
時に新入社員や後輩とは、価値観や考え方が異なることもあり、従来の指導方法ではうまくいかないこともあります。
だからこそ、単なる指導や注意だけではなく、コーチングの視点を取り入れた関わり方が重要になります。
指導する側は「教えてあげよう」「正しいやり方を伝えよう」と思いがちですが、新入社員が自ら考え、成長できるようサポートする意識を持つことが大切です。
例えば、新入社員がミスをしたときに、
「なぜこんなミスをしたの?」ではなく、
「ミスをした原因は何だと思いますか?」
と問いかけるだけで、相手の学びの姿勢が変わります。
上司や先輩の役割は、新入社員が自ら気づき、成長できるように導くことです。
そのためには、「教える」よりも「気づかせる」 ことを意識するとよいでしょう。
また、新入社員は経験が少ないため、「どうすればいいですか?」と聞いてくることが多いです。
もちろん、基本的なルールや手順は教えるべきですが、すべての答えを与えてしまうと、指示待ちの受け身な姿勢になってしまうことがあります。
そんなときは、すぐに答えを言わずに、「あなたはどう思いますか?」 と問いかけてみることが効果的です。
最初は戸惑うかもしれませんが、この習慣を続けることで、新入社員は自分で考え、判断できる力を身につけていきます。
コーチングでは、「問いかけを通じて相手の思考を引き出す」ことが重要視されますが、これは人材育成にも有効な手法です。
なお、新入社員の指導では、注意をする場面も避けられません。しかし、頭ごなしに叱ってしまうと、相手は委縮してしまい、ミスを隠したり報告しづらくなったりする可能性があります。
では、どのように伝えればよいのでしょうか?
・事実ベースで伝える
「○○の部分でミスがありましたね」
・ 意図を説明する
「この作業はミスがあると△△に影響が出るので注意が必要です」
・ 次につながる言葉をかける
「次回はどのように工夫すれば防げそうですか?」
このように伝えることで、新入社員は「怒られた」と感じるのではなく、「学びになった」と前向きに受け止めやすくなります。
注意の目的は「責めること」ではなく、「成長を促すこと」です。
コーチングの視点を取り入れることで、相手の主体性を引き出しながら伝えることができます。
ぜひ試してみてくださいね!
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