指導の前に話を聴く。その効果とは?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
私事ですが、先日、話を聞いてもらう機会がありました。
チームで進めているプロジェクトが思うように進まず困っていたため、その道の先輩に指導を仰いだのです。
1時間ほど時間を取って、最終的には3つの助言をいただいたのですが、その前にじっくりと話を聴いてくださったのが印象的でした。
話をしている最中に感じたのは、安心感です。
「○○さんが□□してくれなくて困っている」といったできれば口にしたくないことも、そのまま受け止めていただき、思っていることを出し切ることができました。
話を終えた後には、認めてもらったという感覚が残りました。
話の中で、
「どうしてこの仕事をしているの?」
「あなたの強みは何?」
「何が足りていないの?」
といった問いかけがあり、それに対するポジティブな感想や「足りていない点については、このように補うことができるといいね」といった受け取りやすい助言をいただきました。
振り返ってみると、問題そのものではなく(問題を抱えている)私自身に関心を寄せ、丸ごと受け止めてもらったのだと感じます。
「わかってくれている人がいる」という心強さや、「自分はこれでいいんだ」という自己信頼も湧いてきました。
いかがでしょうか?
経験や知識が豊富であれば、指導や助言、指示を与えることは比較的簡単かもしれません。
一方で、まずは相手の話をじっくり聴いてみることで、より多くのものを引き出し、ポジティブな感覚を提供できる可能性があるのです。
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