自主性と主体性の違い

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 芳賀美貴です。
 


GCSでは、コーチングを下記のように定義しています。

『パフォーマンス向上のために、対話によって対象者を勇気づけ、気づきを引き出し、自発的行動を促すコミュニケーションスキル』


この定義を踏まえると、コーチングではクライアントの自主性と主体性を引き出し、活用することが重要なポイントとなります。

まずは、自主性と主体性の違いから、その意味を考えてみましょう。


〇自主性とは

他に頼らず、自分の力で考えたり行なったりすることのできる性質


〇主体性とは

行動する際、自分の意志や判断に基づいていて自覚的であること


簡単に言えば、「自主性」は自分で考えて動くことであり、「主体性」は自分が中心となって責任を持って進むことです。

自主性は自分から動く「姿勢」に焦点が当たっているのに対して、主体性はその行動における「責任感」や「リーダーシップ」に重点が置かれています。


コーチングでは、クライアントが自発的に動くための自主性を育みつつ、その行動がクライアント自身の目標や意思に基づき、責任を持って進められるようにサポートすることが鍵となります。

自主性が強ければ、クライアントは自ら行動を起こしますが、それが主体性を欠いた行動であれば、結果的に責任を持たず、目標達成に繋がらない可能性があります。

逆に、主体性ばかりを求めると、クライアントは行動を慎重にしすぎてしまい、自由な発想や創造的なアプローチが制限されるかもしれません。

そのため、コーチはクライアントの成長段階に応じて、どちらの要素を強調するかをクライアントと共に調整する必要があるでしょう。