コーチング、カウンセリング、セラピーの違いとは?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム あかがわみさこです。
近年よく耳にするコーチング、カウンセリング、セラピー。それぞれの違いについて、皆さんはご存知でしょうか?
これらはすべて、人の成長やサポートを目的とした手法ですが、そのアプローチや目的には違いがあります。ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
まずコーチングですが、この言葉は15世紀のハンガリーにある「Kocs(コーチ)」という村の名前に由来します。
この村で作られた馬車が、人々を一地点から別の地点に運ぶという役割を果たしていたことから、19世紀には「目標地点へ導く」という意味で使われるようになりました。
現代のコーチングも、この流れを受け継ぎ、クライアントが目標に向かって進むためにサポートするプロセスを意味します。
過去の出来事よりも、これからの未来に向けてどのように行動していくかに焦点が置かれる点が特徴的です。
コーチは、クライアントが自ら答えを見つけ、進むべき方向を定められるよう伴走し、成長を促します。
次にカウンセリングです。
これは現在の感情的な問題やストレスに対処することを目的としています。
ラテン語の「consilium(助言、相談)」に由来し、「一緒に話し合う」という意味があります。
カウンセリングでは、クライアントとカウンセラーが対話を通じて、クライアントの感情や問題を整理し、過去の経験が現在の感情にどう影響しているかを理解します。
その結果、クライアントが感情のバランスを取り戻し、健全に問題に対処できるようにサポートするプロセスです。
時には過去のトラウマや感情的な傷を癒すためのアプローチが含まれることもあり、カウンセラーは、クライアントが抱えている感情的な課題や混乱、ストレス、不安などを理解し、解消することをサポートします。
最後に、セラピーについてです。
セラピーは治療や癒しを目的としており、古代ギリシャ語の「therapeia(治療、世話をする)」に由来します。
セラピーは、心理的・感情的な問題や深いトラウマにアプローチし、クライアントが健全な状態に戻ることを支援します。
セラピストは、過去の経験や深層心理に働きかけ、クライアントの思考や感情のパターンを探りながら、根本的な原因を解消していく役割を担います。
特に精神的な障害やトラウマの治療が含まれる点で、セラピーは深い癒しと治療を目的とした専門的なサポートと言えます。
これらをまとめると、コーチングは目標達成に向けた行動のサポート、カウンセリングは感情の整理や問題解決のための対話、セラピーは深い心理的な治療や癒しを提供するものです。
それぞれのアプローチは異なりますが、人々の成長や健やかな人生をサポートするという共通の目的を持っています。
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