母は名コーチ!:家族との関わり方
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
学校が始まったり、夏の疲れが出てきたり、この時期、家族のことが気になるという方もいるかもしれません。
そういった際に、家族とどのように関わればいいのか、今日は1つの事例をご紹介します。
コーチングを学び、自分自身のあり方と、ご家族との関係が劇的に変わったという友人がいます。彼女が自宅での出来事について話してくれました。
一緒に暮らしている20代の娘さんが、夕食が終わった後、自分の部屋に引き上げず、いつまでもリビングに残っている時があるそうです。
そんな時、母である友人は察知します。
何かあったのかな?と。
そして、声をかける。
「どうしたの?」
娘さんは話し始める。
友達のことや彼のこと、ある時は仕事のことを。
「ふん」「ふんふん」「そんなことがあったんだ」
うなづきながらただただ聴く。
一旦、話が止まっても、また続きを話し始める。
思う存分話してもらって、落ち着いたなと思ったら、最後に一言。
「で、どうするの?」
すると、娘さんは「明日、直談判してみる」「思っていることを伝えてみる」「明日は一番に会社行く!」などと、自分で結論を出すそうです。
「そう。応援してるよ」と笑顔で背中を押す。←これは私の想像です。
関わりの中で、友人である母が、やっていることとやっていないことがあります。
●やっていること
一緒にいる
観察する
声をかける
向き合う
うなずく
あいづちを打つ
待つ
最後まで聴く
●やっていないこと
話を遮らない
評価しない
決めつけない
正さない
誘導しない
話を奪わない
自分の思いや状況を、受け止めてくれる人がいることで安心する。
たくさん話をすることで、頭の中が整理される。
待っていてくれるから、じっくり考えることができる。
自分の考えを認めてもらい、勇気が湧く。
話を聴いているだけでは解決しない-
『聴く』を学び始めた方から度々聞かれる言葉です。
確かに、聴くだけでは解決しない場面もあるかもしれませんが、『聴く』の効果も大きいと思いませんか?
GCSのプログラムは、学ぶだけはなく"実践を通して身に付ける"ということにこだわっています。
人の力になりたいという方、人との関わり方を学び、自分のものにしていきませんか?