家族とのコミュニケーション:あなたは両想い、片思い?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
ご家族から「共感力がない」と言われたという話を伺いました。
家族のことを思い、心配し、力になりたいと思っている。
それなのに、話をすると「共感力がない」と言われる。
思いが通じない感じがして、切ないですね...。
一方、「共感してもらえない」と感じた相手はどんな思いを抱いているのでしょうか?
自分の気持ちを分かってもらえない。
話しても、理解してもらえない。
けれど、本当は分かってほしい。
お互いに片思いのような状態。
解消していきたいですね。
そのためには、まず『あなたのことを分かりたいと思っている』ということを全身で示していきます。
1.安心して話せる状況をつくる
・話している相手に体を向け、相手の目を見て話を聞く。
相手と向き合う姿勢を、体で示します。
・どんな話も最後まで聞く。
遮ったり、否定したりするのは厳禁です。
2.積極的に聴く
・大きくうなずき、相槌を打つ。
「うん、うん」「そうか」「そうなんだ」
『あなたのこと、もっと知りたい』という思いを、短い言葉で示します。
しっかり反応してもらうことで、話し手は関心を持ってもらえているのだと感じます。
・相手の気持ちや感情を分かろうとして聴く。
話している内容だけではなく、相手の表情や声のトーン等を観察しながら聴きます。
3.問題解決よりも「聴く」を優先する
・すぐにアドバイスをしない
アドバイスは自分自身の考え。それを伝えることよりも、相手を理解することを優先します。
・相手の思いを尋ねる
「それについてどう思ったの?」「どう感じたの?」
自分の考えを伝えるのではなく、相手の考えや感情にフォーカスした質問をします。
共感は、相手に心を向けることから始まります。
自分の思いや考えは手放して100%相手に集中。
そして、その心を形(姿や言動)に示していきます。