明日からすぐ使える!認めることで信頼関係を築く


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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム あかがわ みさこです。
 

コーチングには「認める」スキルという技法があります。

「認める」スキルとは、相手の存在や行動等を認めることで、相手のあるがままの状態を事実としてそのまま受け止めることです。

褒めたり、評価したりすることは含みません。


具体的には、頷きや相槌もそうですし、

「そうなんですね。」「○○したのですね。」

などと、相手の言葉や状況を受け止めて伝えるのが認めるスキルです。


先日、心理学系の本を読んでいて、認めるスキルを行動として体現するような、そんな出来事を思い出しました。

心理学やカウンセリングの分野では、子供の頃の体験がその後の人格形成に大きく関係すると言われ、幼少期の振り返りがよく行われます。

その本にも子供の頃の思い出を振り返るワークがあって、私はふと、小学生の頃の授業参観の記憶を思い出しました。


もう30年以上前になりますが、私が小学校3、4年生の頃の話です。

我が家は当時では比較的めずらしい共働き家庭でした。授業参観の当日も母は仕事でしたが、その時間は抜けて見に来る言っていたので、心の中では来てくれるものと期待していたんです。


でも、授業中に後ろを見ても姿がみえない...。なんとなく嫌な予感がする...。

案の定、授業参観の後に教室の出入り口に置いてある出欠の用紙をみたら、私の名前の横だけが空欄でした。

母は来られなかったのです。

子供だった私はショックを受けたのを覚えています。


パッと思い出した出来事ですが、今、振り返って客観的に考えてみると、当時の私が求めていたものは、正しく「認められる」ことでした。


授業の様子を褒めてほしい訳でも、構ってほしい訳でもなく、自分の存在をただ見てくれているという「認められている」感覚を求めていたのです。

記憶を思い起こしながら、これはコーチングの認めるスキルと繋がっていると思いました。


例えば、挨拶だったり、適宜声を掛けて現状を確認したり、何かあればメッセージやチャットをして状況を確かめたり、『相手が自分の存在を見てくれていると実感できること』、それが「認める」ということ。


こういう行動によって相手は安心感を抱きます。

安心感を抱くと、心を開いて本音で話をしてくれるようになり、信頼関係の構築に繋がっていきます。


ちなみに、認めるの反対は「無視する」です。

現代の子育てでは、繰り返し無視をすることは子供の自尊心を傷つけるため、心理的虐待やネグレクトにあたるといわれています。それくらい強い影響力を持っているのです。


コーチングは日常生活の様々な部分と結びつきがあり奥が深いです☆

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