「対話」と「会話」の違いは?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 森水三香子です。
あなたは普段「対話」と「会話」の違いはわかりますか?
銀座コーチングスクール(GCS)ではコーチングのことを
【パフォーマンス向上のために「対話」によって対象者を勇気づけ、"気づき"を引き出し、"自発的行動"を促すコミュニケーション・スキル】
と定義しています。(無料の体験講座でコーチングの基本を押さえておきましょう。)
ここで「対話」とありますが「会話」ではないのはなぜでしょうか。
それでは対話と会話の違いを見てみましょう。
まずは会話、こちらは特定の目的や目標がなく、お互いの意見や感情を共有する日常的なコミュニケーションです。
とりとめもなく、自由な意見の交換ができ、オチのない話です。
会話の漢字を分解してわかるように会って話すのが会話です。
「最近美味しいもの食べた?」
「聞いてーうちの夫が最近ね」などなど、
自由に好きに話せて、その話が有意義であるかどうか、そしてオチがあるかないかも関係ありません。
では対話はどうでしょう。
対話は通常、特定の目的や目標を持って行われます。
こちらは「話者」と「聴手」の役割がはっきりと定義されています。
一方の話者が話をし、もう一方の聴者が聴くという形式です。
漢字を分解すると「対する話」ということで価値観や考え方などそれぞれの意見が違うことがあったとしても相互理解を深めるための双方向のコミュニケーションです。
お互いの意見や感情に耳を傾け、意図を理解することが目的です。
(コーチングセッションにおける対話の基本的な仕組みについては、コーチング無料体験講座で学べます。)
「対話」も「会話」も話すことは同じですが話す内容が違うのです。
コーチングはクライアントの目標設定や自己成長を支援するプロセスでクライアントとの対話を通じてクライアントの目的を達成する手段を見つけます。
対話によってコーチとクライアントは相互に学び合い、信頼関係を気づきながら進めます。
そのためにもセッションは「会話」ではなく「対話」にする必要があるのです。
「会話」と「対話」の違いを理解してコーチングセッションを行いましょう。