指導の現場で感じたコーチングを学ぶBefore・After
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
この秋、大学3年生を対象とした就職活動支援のための面談をする機会がありました。
面談の前には、話の始め方をイメージします。
こんにちは。
よく来てくれましたね。
(エントリーシートを)書いてみてどうでしたか?
伝えたいことは書けましたか?
それとも、分からないことや迷っているところがありますか?
・・・
質問を準備していて、ふと思いました。
現場は違いますが、同じく"指導・支援"する立場であった10数年前(=コーチングを学ぶ前)、相手と話をする前に考えていたのは『何を、どう話すか』でした。
『どのように話せば伝わるのか。こちらの考えを分かってもらえるのか』
日々考えるものの、実際に話をすると思うようにはいかず、人と話すことの難しさを感じていました。
振り返ってみると、対話は2人で行うもの。シナリオ通りにいかないのは当然でした。
話し始めに行う質問の意図は、
・情報収集(こちらが、相手の状況を知ること)
・状況把握(相手に、自身の状況について確認してもらうこと)
・話のきっかけづくり
・答えやすい話題を提供する
・心を開いてもらうこと
・主体的になってもらうこと
等、いろいろありますが、欠かせないのは 『どうやったら一緒に話せるのか』 という視点だと思っています。
対話は常にライブ。
どう話が進むのかは分からないけれど、
・とにかく目の前の相手と向き合ってみる
・相手を知ろうとする
・どんな話の展開になってもOK
・どこに行き着くのか分からない対話も面白い。一緒に探求しよう!
と、思える度量が備わったことが、私にとって、コーチングを学んで得た一番の収穫でした。
1人30分という限られた時間の面談ですが、人の話を聴かせていただき、人生を応援する仕事というのは、幸せだなあと改めて感じています。
やりがいや幸せを感じながら働きたいという方、コーチングの学びの門をたたいてみませんか?