自ら相談してくれるきっかけになった一言とは?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
あなたには、応援している人や、力になりたい人はいますか?
その思いを、どんな『言葉』で伝えていますか?
先日、『言葉』の大切さを実感した出来事がありました。
私事ですが、2か月ほど前に、3年間担当してきた仕事を、Aさんという女性に引き継ぎました。
一通り引き継ぎを行った後も、マニュアルにはない様々な問題(実務上の問題や人間関係の問題)が生じるため、今でも相談に乗る機会があります。
先日も、混乱しているようだったので、「お茶しましょう」と声をかけ、喫茶店で1時間ほど話を聴きました。
すると、彼女は
「話を聴いてもらって、頭の中が整理できた」
と、まるでコーチングの教科書に出てくるような発言をしたので、私も思わず、
「私は、100%Aさんの味方で、最大の理解者、応援者でいようと決めているからね」
と伝えました。
それから数日後、Aさんから電話がかかってきたのですが、「この間、味方っていってくれたから、結花さんに全部話すね」と言って、その日に起きたもめ事について、自分から相談してくれたのです。
私は彼女のコーチではなく、ただ、前任者として、また友人として「何としても彼女を支えよう」という気持ちでいましたが、それまではその思いを言葉で伝えたことはありませんでした。
たった一言、されど一言。
「言葉が届くと、心を開いてくれるのだ」と、口に出して伝えることの大切さを改めて実感したのです。
コーチングでは、セッションを始める前に、伝える言葉があります。
「私は、○○さんを全力でサポートしますので、何でもお話しください」
「○○さんを心から応援していますので、遠慮なくお話ください」
「私は、○○さんの100%味方です。安心して話してください」等。
クライアントが安心して話せる状況をつくるために、応援していることを言葉と態度で示すのです。
あなたが応援しているその方へ、応援メッセージを贈るとしたら、どんな言葉になりますか?
※「安心して話せる状況をつくる」ための具体的方法については、クラスA、B/Jで学びます