コーチが泣いてはいけない理由

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 芳賀美貴です。
 
もうすぐGWですね。
 
みなさんどのように過ごされるのでしょうか。
 
フリーランスの私は、事務作業をすることが毎年恒例となっていますよ。
 
 
さて、本題に入りましょう。
 
今回は、コーチが泣いてはいけない理由についてです。
 
 
ICFが定める能力水準(ICF Core Competencies)には
 
「感情を整える能力を開発し、維持している」
(ICF Core Competencies A-2-6参照)
 
とあり、コーチは自分の感情を整えることが求められています。
 
GCSのテキストにも、感情に流されないでいることが大切だと書かれています。
 
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一方で、コーチには共感する能力も求められています。
 
クライアントに共感しつつ、感情的にならない冷静さを保つ素質が重要なんですね。
 
 
とは言いつつ・・・実はクライアントの話を聴いていて泣いてしまったという経験が私にはあります。
 
人間なんだから泣いてもいいじゃないか!正直、そんなふうに思っていたこともありました。
 
 
では、泣いている時に何が起こっているのか考えてみましょう。
 
コーチの感情が高ぶり、意識はクライアントではなく自分に向いてしまうでしょう。
 
そうなると、クライアントの良き観察者でいることは、できなくなってしまいますね。
 
クライアント側からすると、戸惑ってしまったり、コーチをなだめることになってしまったりと、クライアントのための時間ではなく、コーチのための時間となってしまいます。
 
コーチが泣いてはいけないと言われる理由について、お判りいただけたでしょうか。
 
 
 
とはいえ、一緒に泣いてくれてありがとうと言われることも実際にありました。
 
それはクライアントの優しさだったかもしれませんが、そこから信頼関係が深まったようにも感じられたのも事実。
 
コーチングにはこれは絶対とか、これが正解とかはありません。
 
しかし泣いてしまった時には、意識が自分に向いていることを自覚しておく必要があるでしょう。