クライアントとの恋愛は禁止!そのワケは?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 芳賀美貴です。
花が咲き誇り、彩り豊かな季節となりました。
みなさんいかがお過ごしですか?
さて今日は、コーチとクライアントの恋愛が禁止であるその理由についてお届けします。
国際コーチング連盟が定める倫理規定では、コーチとクライアントの適切な距離感を保つことについて下記のように定められています。
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ICFプロフェッショナルとして、私は、クライアントまたはスポンサーと性的または恋愛関係を持ちません。
私は関係性に適した親密さのレベルを常に意識します。
そのような問題については対処するか、もしくは契約関係を取りやめるために適切な措置を講じます。
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ここで言うクライアントには受講者も含まれますよ。
人を好きになる。とても素敵なことですね。
ただそれが、コーチとクライアントの場合は注意が必要です。
それはなぜか。
コーチはクライアントとのコミュニケーションの中で信頼関係を築いていきます。
クライアントは安心して心を開いてくれますね。
ですがそのコミュニケーションに下心があったとしたら、クライアントはどんな気持ちになるでしょうか。
裏切られたような気持ちや、利用されたような気持ちさえ抱くかもしれません。
逆にクライアントに好意を向けられ、その気持ちに応えたいという衝動に駆られる場合もあるでしょう。
ですが恋愛感情には、依存的な感情が多々含まれています。
コーチングは自立を促すコミュニケーションスキルでもありますから、好意に応えることによって弊害が生じるのは必然です。
毅然とした態度、かつ相手を尊重しつつ接する必要がありますね。
適切な距離感、つまり、火種を大きくしないような関わりが求められます。
それが出来ないようではプロフェッショナルとは言えないでしょう。
とはいえ、密かな恋心がコーチとクライアントの関係が終わり、落ち着いてからもなお続くならば、その思いを叶えようと行動してもいいのではないでしょうか。
それが運命の出会いかもしれないのですから。