コーチングや1on1ミーティングに最適な頻度や時間は?
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 赤川美佐子です。
大分暖かくなってきましたね!
4月から年度始まりで新しいチームや職場で働く方、環境が変わる方も多いかと思います。
この春、リーダーや責任者に抜擢されたり、教育担当を任されたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年では人材育成やコミュニケーションの円滑化、職場の活性化のために、コーチングや1on1ミーティングの時間を設ける企業が増えています。
「まだ行っていないけど今年度から導入したい!」
と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今日は、コーチングや1on1ミーティングの最適な頻度や時間について書いていきたいと思います。
通常コーチングは月に1、2回、30分~60分で行われることが多いです。
基本的なセッション頻度はコーチ(話を聴く側)がプログラムのようなかたちで事前に決めていることもありますし、クライアント(話をする側)の希望に合わせて決められることもあります。
いざ頻度や時間を決めるときに、
「月に何回くらいがいいのだろう?」
「どう組むのが最適かな?」
などの疑問も湧いてくるのではないでしょうか。そこで様々なヒントを基にみていきましょう。
ある機関の調査では、コーチングの効果において『セッション時間(長さ)による効果への影響はあまり大きくなく、セッション回数(頻度)を増やす方が効果が高くなる』ということがわかっています。
つまり同じ時間をかけるなら、月1回60分よりは月2回30分にした方が効果が高くなりやすいということです。
また、忘却曲線という言葉を聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、人間が記憶した内容は1ヶ月後には79%忘れているという研究データがあります。
せっかくセッションで話した内容や行動目標を忘れてしまっては、なかなか成果がでないですよね。
忘れてしまう前にコーチがリマインドしたり、再度セッションをするのはコーチングの効果を高めるのに非常に効果的といえます。
更にコーチとクライアントに重要な信頼関係を築くという点では、ザイオンス効果というのも参考にできます。
ザイオンス効果とは日本語で単純接触効果と言われますが、「接触回数(会う回数や連絡を取る回数)が増えるにつれて、印象や評価が高まっていく」という心理学の効果です。
マーケティングや営業にもよく使われていて、現在ではメルマガやSNS、広告を使ってお客様との接触回数を増やすことで印象アップを図る企業も多くあります。
何らかのかたちで頻繁にコミュニケーションを図ることで信頼関係を深められるということですね!
これらを総合的に判断すると、セッション頻度はできるだけ多い方が効果が出やすい。
ただ、もし時間に限りがあって月1回のセッションの場合でも、メールや電話など適切なフォローアップを行い、クライアントの意識の継続を図ったり信頼構築を構築したりすることで、コーチングの効果を上げやすくできるといえます。
ぜひ参考にされてくださいね!
もっとコミュニケーションを充実させたい!
コーチングを学んでみたい!
という方はぜひこちらから