若い子のことが分からなくてね、に潜むワナ

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿 由佳子(めが ゆかこ)です。
 
先日、とある経営者の方から20代の若い社員たちのことが分からないとご相談を頂きました。
 
その方いわく、
 
「何が喜びなのか、何のために働いているのかさっぱり分からない。
 
 私としてはできるだけ皆に前向きに働いてほしいが、自分たちの時とは違いすぎて...。
 
 私たちの頃は上司に良い店に連れてってもらったり、良いものを持てることが喜びだったんだけどなぁ。」
 
と。
 
残念ながら私はアラフォーなので、私も20代の方々のことはよく知らないのです。
 
なので、「20代社員の方々と普段どういったお話しをされるんですか?」と伺いました。
 
すると、
 
「モチベーションが低い社員中心に"何のために働いてるんだ?"って聞くんですが、答えがあるようではっきりしないんですよ。
 
 本当に分からない。」
 
とおっしゃるのです。
 
若手社員全員にではなく、モチベーションが低い社員を選んでお声をかけていらっしゃるそうです。
 
さらに私はこう伺いました。
 
「社外の方でもいいですし、他に20代の方からお話しを聴いたときはどんな答えが返ってきましたか?」
 
その答えは「聴いたことがない」でした。
 
 
「周りに20代とか若い子がいなくてね。
 
 結局、話したり気が合うのは同年代の経営者仲間とか管理職の人たちでね。
 
 一緒に最近の若い子は分からないって話すんですよー(苦笑)」
 
 
コーチングでは「クライアントに聴け」という言葉をよく使います。
 
相手の考えや思い、答えは相手の中にしかないんだよ、ということを表した言葉です。
 
お気づきの通り、この方は同年代の方々と困ったねーとお話ししたり、困ったお話を聴かれています。
 
でも肝心の若い子たちの話を聴けていない。
 
若い子たちの考えが分からなければ、彼らに聴くしかないのです。
 
自分の経験や推論の上に、いくら考えても想像を組み立てても、それは「分からない」ことを積み上げているだけになります。
 
 
そしてもう1つ。
 
話を聴きたいのであれば、相手を心から認めることです。
 
自分と相手は違うということ。
 
そして相手にも大切にしている価値観や考えがあること。
 
評価をせず、自分にも相手にもそれぞれの在り方にOKを出すこと。
 
 
はたして「モチベーションの低い若い社員たち」を認めきれていたでしょうか。
 
さぁ、皆さんがこの経営者のお立場ならどうされますか?
 
ヒントはGCSのHPの中にある「コーチングの基礎」に隠れているかもしれません。
 
 
では最後に私がいつもお伝えしている言葉で締めくくります。
 
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本気で生きよう。
その挑戦が未来を創る。
 
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