クライアントのフォローアップには「経験学習サイクル」を活用しよう!

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銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校代表 大石 典史です。

8月後半になっても残暑は続きますね。
特に今年は、新型コロナウィルス感染予防のため、
マスク着用の方が多いので、熱中症になる方も多いようです。

どうか感染予防と熱中症対策をバランスよくとって、
残りの夏をお過ごしくださいね。

さて、今日の【コーチングスキル編】では、
クライアントの行動を促す際の「フォローアップする」
についてお話したいと思います。

フォローアップとは、クライアントの起こした行動が、
継続して行えるように、励まし、勇気づけることです。
なぜなら、人は最初の推進力だけでは、
前に進み続けることはできないからです。

具体的には、次回以降のセッション時に、
前回のセッションでクライアントが行動を決意した事柄について、
コーチがその結果を尋ねることです。

この時、効果的なフォローアップを行うためには、
「経験学習サイクル」を用いると良いとされています。

経験学習サイクルとは、組織行動学者の
デイビット・コルブ氏が提唱した理論です。

経験したことから学びを得ることを「経験学習」といい、
単に経験するだけでなく、経験を次のステップに
活かすためのプロセスが重要であるとして、
そのプロセスを理論化したものを言います。

具体的には、「経験→内省→概念化→実践」のサイクルを指し、
人はこのサイクルを繰り返すことで、学び、成長するとされています。

コーチングの真の成果はクライアントの学びや成長にある、
と言われていますから、まさにこの経験学習サイクルは
フォローアップには適している、と言えそうですね。

そこで、金曜日の【コーチング事例編】では、
上記のサイクル(経験→内省→概念化→実践)における
具体的な質問例をご紹介したいと思います。

次回のGCSジャーナルもどうぞお楽しみに!