会話中のクライアントの「・・・、」の正体とは?

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こんにちは!
銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校代表 大石 典史です。

梅雨明けの時期らしくムシムシとした日が続きます。

今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響から、
例年とは異なる夏を迎える方も多いと思います。

とはいえ、この時期になると、例年通りに梅雨が明け、
蝉の声も騒がしくなり、気温も急上昇します。
そう考えるとなんだか不思議な気持ちがしますね。

さて、今日の【コーチング事例編】では、
火曜日にご紹介した「聴く」スキルのひとつ、
「沈黙する」スキルについてお話したいと思います。

コーチングにおいては、コーチの質問に対し、
クライアントが考えをまとめる時間が必要になります。
その間に、コーチが話しかけてきたり、コーチの
考えを伝えられたりしたらどうでしょうか?

まとまるものも、まとまらなくなってしまいますよね。

人は、問いを考える(=自分と向き合う)時間は、
静寂で落ち着いた時間であってほしいと望むものなのです。
そのために、コーチにはクライアントを尊重して、
「沈黙する」ことが求められるのです。

例えば、下記のような具合です。

コーチ:「コーチングスキルを仕事にどのように活かしたいですか?」
クライアント:「・・・、そうですね、部下育成に活用したいです。」
コーチ:「なるほど。具体的にはどのように活かしますか?」
クライアント:「・・・、まずは目先の1on1に使ってみたいですね。」

上記のクライアントの「・・・、」こそ、
コーチがクライアントの考える時間を尊重して、
答えを出すことを待っている時間(=沈黙する)なのです。

これにより、クライアントは、安心して自分と向き合うことができ、
結果として、正しい答えを導き出す可能性が高くなるのです。

この「聴く」スキルのひとつ「沈黙する」は、
『クラスA-基本スキル編』で詳しく学ぶことができます。

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