あなたのその質問、誘導尋問になっていませんか?
銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校代表 大石 典史です。
ゴールデンウィークも後半を迎えましたね。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、今年ばかりは
外出自粛を余儀なくされている方が圧倒的に多いと思います。
私も同様、自宅に籠り、仕事と休養に務めていますが、
仕事の面で言うと、受講生の方を相手にしたコーチングセッションで、
受講生の方がコーチ役、私がクライアント役を務めることがあります。
その時によく感じるのは、(不慣れな点もあると思いますが)
時折、コーチの質問が誘導的に感じるなぁ、ということです。
例えば、下記のような質問です。
「~したほうが良いと思いませんか?」
「~ならできますよね?」
「~することは難しいですよね?」
このような質問をされた時のクライアントの返事はどうなるでしょうか?
「~したほうが良いと思います。」
「~ならできます。」
「~することは難しいです。」
同様に、この時のクライアントの気持ちはどうなるでしょうか?
おそらく、コーチの持っている答えに誘導された(=誘導尋問)
気持ちとなり、結果的にコーチングは機能しにくくなります。
また、これを受け、クライアントは、コーチのみならず、
コーチングに対する不信感までも抱いてしまう可能性があります。
誘導尋問は、コーチが、コーチングが機能する条件である
スキルやコーチングマインドが欠けていることが
大きな原因になると言われています。
ここで言うコーチングマインドとは、以下のようなものです。
・クライアントを尊重し、クライアントの無限の可能性を信じる
・クライアントを心から応援する気持ちを持つ
では、スキルとはどのようなものなのでしょうか?
そこで、金曜日の【コーチング事例編】では、
どのようなスキルを用いたら誘導尋問にならないのかを
具体的事例を使ってご紹介したいと思います。
次回のGCSジャーナルもどうぞお楽しみに!