制約条件を無視した視点に立つとどうなる?
★★制約条件を無視した視点に立つとどうなる?★★
銀座コーチングスクール(GCS)船橋校共同代表 佐木 馨です。
先日、PTA役員の市全体の大きな集会に参加してきました。
アンケートと数字のデータから、「親が子どもに期待するもの」を紐解いていくセミナーがあったのですが、「親が子どもに期待するもの」は「学力」という結果が出ると思いきや、「コミュニケーション能力」という結果が出されていました。
「学力」だけでは解決できないことが「コミュニケーション能力」によって解決できる。
皆さんも徐々に気づき始めているということですね!
さて、今回は【コーチングスキル編】で取り上げた「視点移動のスキル」の具体的事例をご紹介します。
友達とのランチで、意識して、かつ、さりげなく「視点移動のスキル」を会話の中に入れてみました。
その友達は、過去にカナダへの留学経験があって、子どもを連れてカナダに移住したい気持ちがあるけれど、お金がないことと、ご主人の仕事を辞めさせてまでそれを実現させることに迷いがある状態でした。
~以下、友達と私との会話です~
私「もし、お金も時間もご主人の仕事も何でも自由になったらどうする?」
友達「そうなったら、即、カナダに移住するよ~!」
と、友達は、すぐに明るい表情になりました(^_^)。
私「そもそも、カナダに移住したいと思ったのはどうして?」
友達「子どもにもっと大きな自然に触れさせて育てたいって思ったんだよね。」
私「大きな自然に触れさせたいのね!じゃあ、カナダに移住したら、どんな住まいに暮らしたい?」
友達「自然を感じる場所で、家はどんな家でもいいな。だけど、休日は家族とゆったり過ごせるのがいいな。」
私「たとえば?理想とする休日はどんな一日なの?」
友達「朝起きたら、子ども達はパパと近くの川に魚釣りに行って、私は家で朝ご飯を作るの。ご飯ができたら皆で一緒に食べて、残ったものを詰めて、そのままハイキングに行ってもいいよね。それから・・・」
私「・・・ここまで話してきて、カナダへの移住について、あらためてどう思う?」
友達「すごくワクワクしてきた!パパの仕事のことがクリアになったら、もしかしたら移住できるのかも~」
~以上、ここまで~
「お金」と「ご主人の仕事」という制約から、想像を膨らませることを制限していた友達でしたが、「制約条件を無視した視点に立つ」という視点移動のスキルを使うことで、ワクワクと想像が広がり始め、移住するためのステップが見え始めました。
このように、コーチは「視点移動のスキル」を使って、クライアントのワクワクを喚起することができるのです。
この「視点移動のスキル」は【クラスC-セッション戦略編】で学ぶことができます。
まずはGCS無料体験講座へぜひお越しください。
お待ちしております!