クライアントに気づきをもたらす「視点移動のスキル」
★★クライアントに気づきをもたらす「視点移動のスキル」★★
銀座コーチングスクール(GCS)副代表 大石 典史です。
GWが明けて、最初のGCSジャーナルです。
あなたはこのGWをどのように過ごされましたか?
大型連休明けで気分が乗らない、身体がだるい・・・
などど言っていては本末転倒ですよ!
気持ちを切り替えて、この5月をお過ごしくださいね。
さて、GCSジャーナル5月の【コーチングスキル編】と【コーチング事例編】では、「視点移動のスキル」を取り上げてみたいと思います。
コーチは対話によってクライアントに「気づき」をもたらす存在ですが、クライアントは、ともすると、自分の位置からしか物事を見ません。
それでは、「視点が変わらない」ということですから、「気づき」が生まれにくい状態を作っていることになります。
そんな時、コーチは「視点移動のスキル」を使って、クライアントの視点を巧みに移動させて「気づき」をもたらします。
そこにコーチの"価値"があると言えるでしょう。
「視点移動」の種類はさまざまです。
GCSではこんな「視点移動のスキル」を学びます。
・視点の主体を変える
・視点を事実に向ける
・視点の時間軸を変える
・視点を仮定に向ける
・視点を広げる
・・・
もう少し具体的に見てみましょう。
たとえば、「視点の時間軸を変える」。
時間軸には、「現在」「将来」「過去」がありますが、「現在」の状況にばかり気をとらわれていると、セッションに行き詰まりをもたらしてしまいます。
そこでコーチは、クライアントの視点を「将来」や「過去」に移動させることで、「現在」の状況を別の見方・角度でとらえられるようにします。
たとえば、現在の仕事の進め方に行き詰まりを感じているクライアントがいたとしたら、こんな質問が功を奏すのではないでしょうか?
「過去にうまくいった時は、どんな状況でしたか?」
金曜日の【コーチング事例編】では、「視点移動のスキル」の具体的事例をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに!