古典に学ぶコーチのあり方 -『論語』編-
★★ 古典に学ぶコーチのあり方 -『論語』 編- ★★
8月も下旬となり、朝夕は過ごしやすくなってきましたね。
健康管理にはくれぐれもご注意ください。
さて、古典シリーズの第一弾として、
今日は『論語』を取り上げたいと思います。
『論語』は、言わずと知れた、紀元前5世紀頃の
中国の儒教思想家である孔子の言行が
まとめられた書物です。
孔子の亡き後、彼の教えの再編を行う目的で、
彼の弟子達によって編纂されました。
その中で、今日ご紹介したいのは下記の一文です。
「子曰く、君子、重からざれば則(すなわ)ち威(い)あらず」
「君子」とは、修養によって学問と人間性を
修めた立派な人物を指します。
「重からざれば則ち威あらず」とは、
「君子というものは重々しくなければ威厳がない」
という意味となります。
孔子は、軽薄だと威厳が備わらないため、
君子には重厚な振る舞いを求めたのです。
ここで、「君子」を「コーチ」と読み換えて
みるとどうでしょうか。
時代背景から、多少ニュアンスは異なるものの、
十分に意味が通るのではないでしょうか。
余談ですが、GCSが定めている『GCSのミッション』の
【GCSスタッフの行動規範】の中には、
下記のような一節があります。
「品格のある言動を心がけよう」
ここでも、『論語』と同様のことを述べていますね。