セッションの"壁"を突破する(2)
さて、先回のメールニュースでは、
セッションの"壁"に突き当たった場合の突破法、
具体的には、セッション時によく見られる問題点と、
その対処方法のひとつについて触れました。
今回はその第2弾です。
◆問題点◆
視点が固定化している
コーチは、クライアントに様々な質問を投げかけることで、
見えていなかったものを見えるようにサポートする存在です。
見えていない段階で、「何をすればよいか」を質問しても、
答えは出てこないのです。
なので、コーチは、クライアントが視点を移動できるような、
効果的な質問をする必要があり、そのような質問の
バリエーションを豊富に準備しておくことが望まれます。
クラスCでは、「視点を移動する」という章で学びますが、
このスキルを使いこなせるようになると、
セッションの"壁"を一気に突破できることがあります。
ただし、「視点を移動する」ことは、クライアントに
"気づき"を与えるためのあくまで「手段」であって、
「目的」ではないということ。
その点を履き違えなければ、「視点を移動する」スキルは、
セッションの"壁"を突破するための強い味方になるでしょう。