「カラスは白い」と言われたら、どう返す?
銀座コーチングスクール(GCS)代表 林 英利です。
もし、相手が「カラスは白だ」と言ったら、
あなたは何と返しますか?
・いやいや、カラスは黒でしょ。
・何を変なこと言っているの?
・他の鳥と間違えているんじゃないの?
つい、そのように返したくなるかもしれませんね。
そして、そのように返された相手は、
・そんなことない!
・確かに見たのに!
・もうあなたには話さない!
と気を悪くするかもしれません。
その結果、相手もあなたの話を素直に素直には聴こうとせず、
二人の人間関係は、ギクシャクしたものに...。
それでは、良好なコミュニケーションを形成するためには、
どのように接すれば良いのでしょうか?
コーチングの基本スキルの1つに「認める」スキルがあります。
認めるスキルとは、相手が安心して話せることを目的とし、
良好なコミュニケーションの基礎となるスキルです。
また、認めるスキルは、
相手や相手の話を「評価」するものではありません。
具体的には、
うなづいたり、あいづちを打ったり、同じ言葉を繰り返したりして、
相手の話をそのまま「認め(受け止め)」ます。
先ほどの例で、相手が「カラスは白だ」と言ったら、
・白いのですね とか、
・白いカラスがいるのですね
のように、「相手が "カラスは白だ" と言った事実」を受け止めます。
そのように否定することなく聴くことで相手は安心します。
そして、あなたを信頼できる人として認識し、
何でも話せる関係を築くことができるようになるのです。
相手と良好なコミュニケーションを築くためには、
先ずは一度、受け止める。これが大切です。
コーチングを学ばれた多くの方が、
「認める」スキルが、相手とのコミュニケーションの改善に一番役だった、
と言われています。
コーチング無料体験講座では、
講師の体験談もたくさんご紹介しています。
来月からいよいよ新年度。
新年度が始まる前に、
ぜひコミュニケーション改善のヒントを探しに来てください。
お待ちしております!
追伸)
東京・上野動物園には、生きた白いカラスが
昨年1月まで展示されていました。
あなたは間違っている、なんて、簡単には言えませんね...。