保育園に行きたくない娘にコーチングは効くの???
銀座コーチングスクール(GCS)代表 林 英利です。
コーチングは、仕事の場面だけではなく、子育てにも役立ちます。
私がコーチングを学び始めた頃、娘は保育園に通っていたのですが、
「あした、ほいくえんに行きたくない!」と言って、私たち両親を
困らせることが、よくありました。
娘「あした、ほいくえんに行きたくない。」
父「お父さんもお母さんも、お仕事だから、頑張って行こうね。」
娘「やだ! ぜったい行かない!」
父「・・・。」
翌日、泣きわめく娘を保育園の門まで送り、嫌な気分で仕事に向っ
たものです。
私は、何とかこれをコーチングで解決したいと思い、次のチャンス
を待っていると、ある日の夜、寝室でその機会は訪れました。
娘「あした、ほいくえんに行きたくない。」
父「あれ、どうしたの? 何かあったんだね?」
娘「うん。だって、○○ちゃんが、ぶつんだもん!」
父「それは嫌だね。お父さんも、ぶたれたら嫌だなぁ。」
娘「いつもね、お手紙ごっこしているときに、ぶつんだよ。」
父「お手紙ごっこしてるときにぶつんだね。他のお友達は?」
娘「ほかのお友達も、みんなお手紙ごっこしているよ。」
父「○○ちゃんだけ、していないんだね。何でだろうね?」
娘「何でかな~? あ! もしかしたら、字がかけないのかも!
だって、いっかいも書いているところ、見たことないもん!」
父「そうかぁ。じゃあ、どんな気持ちだったのかなぁ?」
娘「う~ん、つまんなかったのかなぁ・・・。」
父「そうかもね。そしたら、どんなことがしてあげられそう?」
娘「う~ん...、そうだ! ちょっとまってて!」
(・・・リビングから紙と鉛筆を持ってきて・・・)
父「何を書いているの?」
娘「うんとね、○○ちゃんにお手紙を書いているの。
それでね、あした読んであげて、字を教えてあげるの。」
父「それはいいね! 教えてあげるの上手だもんね!」
娘「うん!」
父「(おそる、おそる...)じゃあ、明日は保育園どうする?」
娘「いくよ!^^」
父「(やった!)じゃあ、またお父さんにお話し聴かせてね。」
娘「うん!」
次の日、娘は笑顔で保育園に行くことができ、その友達と仲良く遊
べたそうです(めでたし、めでたし)。
先ほどの会話では、コーチングの「認める」「聴く」「質問」のス
キルのほか、会話を組立てるスキル(ストラクチャー)を使いまし
た。
しかし、スキルだけではなく、娘に寄り添い、応援する気持ちをも
って接することができたからこそ、うまくコーチングが機能したの
だと思います。
スキルとマインドの両立。その辺りの話は、コーチング無料体験講
座の中でお話ししています。まだ参加されていない方は、ぜひ、ご
参加ください。心が温まりますよ。