「誘導尋問」にならないように注意!
銀座コーチングスクールです。
「聴く」「質問する」といったスキルを駆使して、コーチはセッショ
ンを進めていきます。
その際、質問が「誘導尋問」にならないようにすることが大切です。
クライアントの中にある答えを引き出すのがコーチングなのですか
ら、コーチが持っている答えに"誘導"してしまっては、コーチン
グになりません。
ですが、それはよくわかっているのに、どうしてもクライアントを
誘導しがちになってしまう、という方もいらっしゃるようです。
それはなぜでしょうか?
セッションでクライアントを誘導しがちになる大きな原因は、クロー
ズドクエスチョンを使ってしまうことです。
クローズドクエスチョンとは、Yes/No で答えられてしまう質問の
ことです。
クローズドクエスチョンを使うと、相手の回答可能範囲を狭めてし
まうため、どうしても誘導的になります。
人間、Noを言い続けるのはしんどいものです。不本意であっても、
Yesと答えてしまい、結果として誘導されたことになってしまいま
す。
ではなぜ、クローズドクエスチョンを使ってしまうのでしょうか?
それは、コーチが自分で答えを考えようとしてしまうからです。
そして、自分の考えが正しいかどうかを確かめたくて、クローズド
クエスチョンを使ってしまうわけです。
答えはクライアントの中にある、というスタンスに立つのがコーチ
ングの大原則ですから、それとは全く、相容れないですね。
クローズドクエスチョンとは異なり、Yes/Noで答えられないのがオー
プンクエスチョンです。
コーチングを学ぶにあたっては、徹底的にオープンクエスチョンを
使いこなすことに慣れるようにしてくださいね。
それが「コーチングマインド」を築く第一歩だと思ってください。
オープンクエスチョンについては、コーチング無料体験講座でも、
演習を行ないます。
ぜひ、実際に使ってみる練習をしてくださいね。