アドバイスではなく、答えをみつけるサポートを。
銀座コーチングスクール(GCS)です。
コーチングのテーマとなるのは、基本的には「目標達成」です。
問題解決をテーマとする場合も、「問題を解決する」という目標の
達成、すなわち「目標達成」が本質的なテーマだと言えます。
「目標達成」について相談を持ちかけられたとしたら、通常の会話
では、ついアドバイスや提案、場合によっては教えることをしてし
まうのではないでしょうか。
時には、相手に代わって目標達成策や問題解決策を考えてあげよう
としてはいないでしょうか?
コーチングでは、教えたりアドバイスすることではなく、「質問」
により、相手の中にある答えを引き出すことをします。
コーチ自身が目標達成策や問題解決策を考えようとすることも、避
けるようにします。
GCSのクラスAを受講されたある方は、コーチングを学び、
「自分が普段している会話の問題点が見えてきました。
『自分が解決してあげなくちゃ』という気持ちが強すぎて色々失敗
してきたのだと。」
とおっしゃっています。
また、
「『答えはクライアントの中にある』ということに感動しました。
そして、もしかしたら私は相手を信頼していなかったのかも。
自分が相手を何とかしてあげる・・というようなおごりを捨てたい
と思っています。」
とも。
相手を助けてあげたいという気持ちは尊いですし、コーチには必要
な資質だと言えるでしょう。
ですが、本当に必要なのは、アドバイスではないかも知れません。
実際、気の利いたアドバイスをしたつもりが、かえって相手を落胆
させてしまったり、雰囲気が気まずくなったりすることが、ありが
ちです。
コーチングセッションにおいて、コーチは、相手に何かを教えよう
とするのではなく、相手の中に本来存在している答えが湧き出てく
るのをサポートする役割を果たします。
まずは相手の言葉をしっかりと受け止め、相手に対する信頼の気持
ちを示すことが大切ですね。
いつもそのような心がけでいると、周囲とのコミュニケーションも
劇的に改善します。
どうも周囲とのコミュニケーションがうまくいかないな、とお感じ
の方は、アドバイスをしてあげようとしてはいないか、振り返って
みるとよいですよ。