成人発達理論とコーチング パート2
成人発達理論の基礎とともにコーチングに活かすことができる理論・考え方、留意点等をご紹介します。
クライアントだけでなくコーチ自身の成長を促すためのヒントが得られます。今回はパート2ということで、昨年のワールドツアーでの講演から一歩進めた内容となりますが、成人発達理論が初心者の方にもわかる内容です。
※このページでは「GCSコーチングワールドツアー2024」にて開催されるセミナーをご紹介しています。
こんな方にオススメ
- GCSクラス受講中の方(GCSコーチ認定未取得)
- GCS認定コーチ、プロコーチの方
開催枠
- 【EA-A07】週末セッション 10/26(土)13:00~14:00
セミナー概要
私は、2020年に成人発達理論/インテグラル理論に出会い、鈴木規夫氏や加藤洋平氏といったこの分野で著名な方々から学ぶ中で、対人・対組織支援においてこの分野の知識が非常に有用であると考えるようになりました。私は、2008年から職場(コンサル会社)における部門マネージャーとして様々な組織課題に直面し、その都度悩みながら対応してきましたが、ある意味で場当たり的な対応をしてしまったことがありました。
振り返ってみると、もっと早くこの分野を知り学んでいれば、もっとうまくメンバーの成長を促すことができたのではないか、対応において別の選択肢を見出すことができたのではないかと考えています。
欧米の先進企業・組織では、「発達志向型の能力開発」が行われるようになってきており、その中で個人・組織の成長・発達を促す手段として「コーチング」の役割が重要だと認識されています。
近年、日本でも成人発達理論/インテグラル理論に関する書籍が充実していたこともあり、その名前は知られるようになってきましたが、まだまだ表面的な理解に留まり、一部は誤解をしている人もいるようです。
私自身、この分野の探求を現在進行形で行っている状況であり、学んだことを職場やお客様企業の組織開発コンサルティング、副業で行っているコーチングやキャリアコンサルティングの場での活用方法を検討し、一部試行をしています。
昨年2023年のワールドツアーでは、成人発達理論の基礎知識、クライアントの視野を広げたり、成長を促すためのヒントについて解説し、ワークを実施しました。その後、錦糸町校・船橋校で2回、ゼミナールを開催しました。
今年度のワールドツアーでは昨年度から内容を一歩進めて、二項対立を乗り越える思考法であり成人発達理論と関係が深い、パラドックスのマネジメントについて紹介し、ツールやワークを紹介します。なお、成人発達理論が初心者の方、昨年度の講演を聴講していない方にもわかりやすいように工夫いたします。
主な内容
- 成人発達理論とは
- 代表的な理論・考え方
- ポラリティ&パラドックスのマネジメントとコーチングへの活用におけるヒント
- 簡単なワーク&グループディスカッション
- まとめ
受講後に得られる知識など
- 成人発達理論の基礎知識
- クライアントの視野を広げたり、成長を促すためのヒント
- コーチ自身が成長するための取組み・ワーク
講師プロフィール
青地忠浩(アオチ・タダヒロ)
1970年生まれ(53歳)
コンサルティング会社にて、企業の人的資本経営・組織開発等を支援するコンサルティングに従事しながら、全社の人財開発の企画担当として日々忙しい毎日を送っている。
(資格など)
・GCS認定コーチ、認定アセッサー
・2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
・日本アクションラーニング協会 認定シニアALコーチ
(成人発達理論に関する活動)
・成人発達理論マスターコース修了(インテグラルジャパン代表 鈴木規夫氏、知性発達学者 加藤洋平氏)
・ゼロから学ぶインテグラル理論 読書会(対人支援職のコミュニティ)を主催