Coach Interview - 鈴置 豊 コーチ(後編)池袋校講師

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すべての実現に向かうプロセスにコーチングが欠かせない

 コーチングを基盤に社内講師として活躍している池袋校講師の鈴置さん。音楽とスポーツなど社外活動も充実しているという、豊かな仕事時間についてうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

音楽とスポーツの活動にコーチングを活かす

ー仕事以外の面では、コーチングをどんなところで活かしていますか?

 仕事以外では音楽とスポーツをやっています。音楽は声楽をやっていて年に数回コンサートに出演しています。声楽は先生のレッスンに行くようになって17年目です。舞台で表現するのは自分自身なのですが、練習の時に声楽の先生との間でどんなコミュニケーションをするか。自分はこういうふうに表現したいとか、考えや方向性をしっかりと伝えて、先生からのアドバイスを、どこまで聞いて自分のものにするか。表現は人間のパフォーマスなので、これが正解でこれが間違いということはないのです。そこをどうやって折り合いをつけていくかという時に、コーチングは非常に役立っていると思います。

ーコーチングは表現をする上でも活かせるということですね。どんなきっかけで声楽を学ぶことになったのですか?

 元々音楽大学に行くことも考えていました。クラシック音楽が好きで指揮科か声楽科に行きたかったのですが、当時ついていたピアノの先生に「クラシック音楽が好きなら普通の大学に行って、オーケストラに入った方がいい」と言われ、それで音大でなく一般大学のオーケストラに入ってフルートを担当しました。卒業後もしばらくはフルートのレッスンを続けていましたが、並行してクラシック声楽を練習する機会を探っていました。
 そんな折、以前のコーチングスクールで師事したクラスコーチの方から偶然「現在声楽を教えています」と教えられ、そのご縁で個人レッスンをお願いすることになりました。声楽もコーチングが取り持つご縁です。

ーそれはすごいタイミングでしたね。スポーツは何をしているのですか?

 卓球をしています。年4回リーグ戦(団体戦)があるのでチームの一員で出場しています。卓球は個人のプレーですが、ダブルスもあるので、パートナーの相手がどういう状態で何を求めているかを理解した上で試合をする。そういうところにコーチングが役に立ちます。
 元々は子どもの小学校の卓球クラブ活動の指導者でした。子どもに競技を教えるのに子ども達自身でサーブの種類は?コースは?など試合での戦略を考えさせるためにコーチンが役立ちました。小学生でも高学年になると、そういうことを問いかけると、試合の時にこっちに打つとこう返ってくるからこう対応する、ということを頭の中で考えられるようになります。そういうことを教えられるようになれたのがすごくよかったと思います。

ーー ーいいですね。お子さんの自発的な行動につながるのですね。

 試合では自分で考えて動かないといけないので、普段からそういう接し方をしていればできるようになります。

ーー ー卓球と声楽と、ジャンルは違ってもあらゆるところでコーチングが活かせるというのはとても素敵です。根底にコーチングマインドがあってこそだという感じがします。

 声楽も卓球も、今でも継続して先生やコーチについています。試合や、舞台の場で自分がどういうプレーをしたいか、どういう表現をしたいかの話合いは、コーチング的コミュニケーションになります。卓球にしてもパーソナルレッスンは個人コーチングのようにやります。自分の強いところ弱いところをしっかり把握する、強みを活かすためにどんな練習をしたらいいか、どう試合で展開したらいいか。そのアイデアを出すとか実現させるプロセスにコーチングが役立ちます。どちらもコーチングがベースになっていますから。

インタビュー

過去の経験が還元されて今を作る

ー会社にいながら自由にご自分の活動に力を入れる。そのようにしたいと思っている方は結構いらっしゃるように思います。

 会社との関わり方は、人によって様々な状況があると思います。僕の場合はコーチングに携わるようになって以降、幸いにも夜遅くまで残業するような職場環境ではなかったので、社外の活動ができたのだと思います。日々の会社業務で精一杯という方も多いかもしれません。ご自身が置かれている状況があって、ありたい姿とか目指すものが何かとかを考えるところから、少しずつ今できることを増やしていく。そういうことを実現するお手伝いができるといいなと思います。

ー本当ですね。では、鈴置さんがコーチングに出会って一番良かったと思えることは?

 今思うと、コーチングに出会う前は、人間として完成されていなかったような気がします。東京本校に通い始めた十何年前頃から、やっと普通の人になってきたような気がします。それまでは、変な思い込みやとらわれや雑念が常にあったと思います。その後親の介護や世話がありました。今でも覚えているのは、父を施設に入れて以降そこに毎週のように自転車で通っていたとき、「これがいつまで続くのか。出口が見えない・・・」。「でもいつかは終わりがくる。あとになって、あの時にああすれば良かった、と後悔したくない。今しかできないことをしよう」と思いました。セルフコーチングですね。そういうことを考えていて、1年経たないうちに父が亡くなりました。そんな時でも先に進むことができたと思います。親の晩年の世話は多くの方が経験することだと思いますが、今できることを一生懸命やるしかないですね。コーチングに加えてそれらの経験が還元されて、現在の自分に至っている。そんな気がします。

ーわかります。ご自身のお気持ちもお話しいただきありがとうございます。 最後にこれからやっていきたいことはありますか?

 企業で、組織で、上に立つ人たちに、コミュニケーションのありたい姿を伝えていきたいです。職場から退社するとき「今日もここで仕事ができて良かった」と、笑顔で振り返ることができる人、時間を少しでも増やすお手伝いができたらと思います。

ー会社時間をより豊かに過ごしてもらうためにですね。これからも、コーチング、会社の仕事、音楽とスポーツも楽しんでいただけたらと思います。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
鈴置 豊(すずおき ゆたか)コーチ
ICF認定コーチ(ACC)
GCS池袋校講師

大手日系信託銀行でシステム開発に携わった後、American Express International Inc.にてシステム導入プロジェクトを約10年手がける。
その後、同社のトレーニングデザイナーとしてカード部門全般の教育・研修に従事。2011年より日系企業の総務人事・経営企画・法務部門にて社員向けコーチ活動、社内コーチング研修、コンプライアンス研修・個人情報保護研修・ハラスメント相談担当者研修等を展開。2019年よりGCS池袋校で講師活動を始め、現在に至る。
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