Coach Interview - 小倉嘉夫 コーチ(前編)和歌山校代表

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決めたら開く無限の可能性

 会社役員の座を手放して起業し、似た境遇の方や未来を担う若者への支援を念頭に、コーチングを主体とした事業を始めた和歌山校の小倉嘉夫さん。その体験と決意を伺いました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

経験が仕事につながるという確信を得て

ーー 小倉さんは、最近起業して株式会社マチビトという会社を立ち上げられたそうですが、素敵な社名ですね。

 ありがとうございます。2020年の8月に設立しました。「マチビト」はおみくじの「待ち人来たる」から取っています。「マチビト」のように自分と出会った人の人生が良い方向に変わっていく存在になれたらいいなと思いまして。2020年の12月に銀座コーチングスクールの和歌山校代表となり、今年の夏からは名古屋校の講師としての活動も始めました。それ以外には、管理職向けコーチング研修、社外から新任管理職対象の1on1メンタリングサポート、エグゼクティブコーチングやビジネスコーチングなどを行なっています。

ーー プロフィールにコーチングとの出会いは、コーチング手帳を手に入れてからとありました。

 はい。2007年当時 、勤務していた会社で制作部と総務部の責任者だった時にマネージャー手帳を毎年買っていて、たまたまその年に手にしたのが「コーチング手帳」だったんです。コーチングとはこういうもので「今月はこういうことをテーマに、こういうことをしていくといいですよ」というようなことが毎月一つずつ書かれていました。それをやっていくとコーチングスキルを身につけながら部下に対してコーチングができるというようなものでした。

ーー それまではコーチングのことはご存知だったのでしょうか。

 知らなかったです。何かで見聞きしたことはありましたけれど、特に意識したことはなく、アメリカから来たよくわからないマネジメントの手法くらいの認識でした。ですからその手帳を使っていても特にコーチングにのめり込むようなことはありませんでした。

 でもその頃、どうやったら上手くマネジメントできるかということを考えていて、いろいろな本を読んでいました。最近になって改めてその時の本を見てみたら「部下の育て方」とかコーチング系の人が書いたものがとても多かったんです。今思えば、コーチング的アプローチとかコーチングの考え方は当時から気に入っていたのだと思います。

 それと、数年前に、取引先の会社の女性から「コーチングの資格を取ったから会社を辞める。最近ちょっとブームになっていて女性も資格を取ってやっていくとパートさんぐらいの収入はすぐに得られる」と聞きました。その時は自分がそういうことをする気は全然ありませんでしたが、ちょうどその頃、女性のための就職支援をテーマにした事業の責任者だったので、主催していた「女性の就職応援フェア」で「パートから社員になってコーチングの資格をとって起業した」というそのストーリーを4年くらい語ってもらっていました。

ーー コーチングを仕事にしようとは思っていなかったのですね。

 まず先に会社を辞めるという決断が来たのです。でも辞めて一人でビジネスをしていくのに何をしたらいいんだろうか。仕入れのないもので今までの経験を活かせるリソースが何かないかなと思った時に、それまで地域に密着した仕事をやっていたので、市議会議員になろうかとも思ったのですがそれは実現しなくて、お店の集客コンサルと求人広告の採用コンサルの経験をもう少し磨いてこれで商売ができるかもしれないと。それで資格を探していたらコーチングが引っかかったんです。

 その時にコーチングで独立した女性を思い出して、そういえば前からコーチング手帳も使っていたなと結びついたのです。コーチングのスキルが自分に身に付くとクライアントの経営者たちから「こんな会社にしたい」とか、「こういう人が必要なんだ」ということを引き出すことができる。それでGCSの体験講座に参加しました。講師から「向いてますよ」とか言われて、とりあえずクラス A だけ受けてみようと思って学び始めましたが、当時はプロコーチになろうとは思ってもいませんでした、しかし学んでいるうちに「これは僕が会社でやっていたことと通じる」もしかしたら今まで自分がしてきた部下との対話がビジネスになるかもしれないと感じてきました。

ーー はじめはクラスAだけと思ったけれどもその先に進む決断をされたのですね。

 はい。クラスAが終わった時に B、 C 、D と申し込みました。
 面白そうだし、向いているとか言われたので最後までやろうと。実は私が退職をしようと決断したのは当時の社長との信頼関係が一時期崩れた事と人間関係トラブルでした。そのことで自身のモチベーションが下がり悶々としていたんですね。もしそのタイミングでコーチングを受けていたら、もっとクリアな気持ちで独立をしているか次期社長を目指すかというどちらかの選択をしていたと思います。

 悶々としていたのは49歳ぐらいで「残りの人生このままでいいのかな?」との思いも湧き出てきていて。それぐらいの年で、私と同じように、昔は頑張っていたけれども50歳ぐらいになってそこそこ給料もらいながら悶々として、このままでいいのかなっていう人がたくさんいるんじゃないかと思います。会社からは「あの人全然仕事してへん」とか言われて。でもそういう人たちにもう一回輝いてほしい。そのために自分ができることはないかなと。僕自身がもう一回目標を持って生き生きと人生を歩むことができたので。
 そういう人たちにコーチングを提供することで気持ちよく仕事に向かったり、セカンドキャリアを作ったりというサポートができるのではないかと思ったんです。

 それでクラスが進むうちにこれでビジネスとしてやっていけるかもしれないと思えてきて、まず自分が講師になることでコーチを増やしていくことができるとしたら、僕が思っている人たちにコーチングを届けるという事につながるのではないかと思いました。

 私は今愛知に住んでいますが当時は大阪に住んでいました。和歌山に仕事のベースがあったので、まだコーチングの認知度が低い和歌山でスクールを立ち上げました。コーチングができる人を増やして普及させれば、企業や働いている人たちがもっとよくなると思い始めて、クラス D の頃には講師に和歌山校を立ち上げたいと話し、2020年の12月に開校しました。

ーー クラスを立ち上げて代表として運営するのは、今までのお仕事とは違うと思いますけれどもやってみていかがでしたか。

 前の会社では部下の指導をしていましたのでそれ自体は違和感のあるものではありませんでした。教えることがそもそも好きなので、始めはうまくできなくても回数を重ねていくうちに出来るようになってきたりとか、フィードバックなども変化してきたりとかそういうのを見ることが僕にとってはとても楽しいです。
 どんな人であっても、この人はこういうコーチになったら向いているとか自分が感じたことをできるだけ気づいてもらえるようにと思っています。なるべく型にはめずにその人に合った教え方をしたいと常に思っています。

ーー そのことについて生徒さんからフィードバックをいただいたりすることはありますか。

 「楽しかった」という声はあります。アシスタントに入った方からは「程よいのがいいですね」とか言われます。それは硬すぎず緩すぎず、四角四面ではなくいろいろな意味で程よいのかもしれません。僕は出身が関西なので関西弁でやるんですけれども受講生の3分の1くらいは関東圏の方なんです。喋り方もあると思いますし、失敗談とかも結構自己開示する方なのですごく話しやすくて接しやすいとかよく言われます。

ーー それはいいですね。ほど良いというのは自然体だからということかもしれないですね。

 そうですね。うれしいフィードバックだなと感じます。

インタビュー

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Profile
小倉 嘉夫(おぐら・よしお) コーチ
GCS認定講師(和歌山校代表)
GCS認定プロフェッショナルコーチ
ICF認定コーチ(ACC)

32年間勤務した広告会社での常務取締役ポジションを手放し、自分の人生を生きるために54歳で起業。前職では様々な職域の責任者を歴任。幅広い分野での経験と強みを引き出すストレングスファインダーを生かし、企業研修や社外1on1メンターとして事業を展開。2019年9月からGCSでコーチングを学び2020年8月に株式会社マチビトを設立。銀座コーチングスクール和歌山校代表・名古屋校講師としてその人の強みを活かした実践で通用するプロコーチ多数輩出中。

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