Coach Interview -藤平ゆか コーチ(後編)

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人生の最後まで気づきと元気を届けたい

 海外生活が長く、外資系企業で順調にキャリアを積んでいた藤平ゆかさん。子育てが始まりその両立に悩んだ頃にコーチングと出会ったそうです。その出会いが大きな変化をもたらし幸せな日常を手にするまでのお話を伺いました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

見つめ直して問いかける「本当はどうしたかったのか」

−コーチとの出会いが後押しにもなったと思いますが、藤平さんの強い覚悟と決意はどこから生まれたと思いますか。

 コーチングを受けて学んで、自分を見つめ直すことができてみるみる変わっていきました。私を変えてくれたコミュニケーションツールと出会ったことです。心が荒んでいて空っぽの状態から自分自身にあるものに目を向けて、こういうふうにやっていけばいい、こういうふうに変わっていけばいいと思えてきました。考えるだけではなく自分自身が変わることができたのがコーチングでした。それで、私のように未就学児を持つお母さんやキャリアに悩んでいる方に、目に見えないけれどすごく大事な心の悩みに向き合ってもらい、一緒に見つめ直しながら成長できるように関わっていこうと独立を決めました。
 コーチングに出会わなければ今頃どうなっていたんだろうと思うくらいです。見つめ直すことというのは自分の基盤を整えていくプロセスだと思います。自分の人生を歩んでいくはずなのに、どこかで誰かの人生を歩んでいたことも無きにしも非ずだと思います。小さい子どもが2人いて夫がいて、自分のキャリアもあって、見失っていた部分があって、その見失いを巻き返したというか取り直したような感じです。取り直せたのはコーチングと出会い、コーチと出会ったおかげだと思います。この出会いが、私にとってはとても大きな人生の転機になったので独立を決意しました。

−コーチとコーチングとの出会いで人生が激変したということなのですね。それまでは自分の人生を歩んでいなかったというのは何からそう感じたのですか。

 3歳の子どもはやっとお母さんが言っていることがわかるくらい。1歳の方はやっと自我が芽生えてやりたい放題。私は仕事が好きなので、どうしても仕事を優先してしまうことがあって、でも子どもはそんなことはわからないのであれこれママに突きつけてくる。そのバランス、自分の思う通りに行かなかったことに対するイライラがありました。
 例えば、自分の好きなことをする時間もないというところに目が行ってしまうとか。自分も反省をするんですがどうしたらいいかわからない。でもキャリアは全うしていきたいという責任感を感じたり、働けない状態なのに責任を全うしようと焦ったり。その葛藤の連続でした。夫は理解を示してくれてはいましたが、私自身が心の余裕がないから彼に対していらない言葉を投げつけてしまったりして。「私はこんな人生を歩みたかったんだっけ?」。そういう、キャリアに対する責任と子育ての両立ができてないって自分に言っていた時期があったので、それがとても辛くて自分を見失っていたと思います。
 何とかこの状態を変えないといけないというジレンマがありました。コーチは、「本当はどうしたかったんだっけ? 何がそんなに辛いの?」と聞いてくれました。

−それから3年くらい経った今はどんな状況ですか。

 今は目の前にいる家族との時間を大切にしながら仕事と子育ての両立をしています。
 子どももお話ができるようになって、クライアントとも向き合わせていただいています。ずっとこのままでいたいような、本当に幸せな時間が続いています。おかげさまで、娘の学校行事にも積極的に参加ができるし、やりたい仕事にチャレンジできるし、とても幸せなことだと思います。

インタビュー

冷え切った心が温まりやがて生まれてくるもの

−これまでの、コーチングに関わる活動の中で、忘れられない喜びがあるとしたらどんなことですか。

 大学で就職セミナーのコーチングの授業を担当しているのですが、最近生徒からフィードバックをもらったことがとても嬉しかったです。
 「講師について」という設問で、「とても説明がわかりやすかった」「とても元気をもらいました」「ハキハキして明るい」と書いてあって、私は学生からそういうふうに見られているんだということがわかりました。就職活動は少し暗く、不安や緊張があるのに、「内容もわかりやすかったし、元気をもらえて前向きに活動していきたいと決意できた」と言われ、それを感じ取っていただけるのはすごくうれしいことだと思いました。

−それはうれしいですね。

 私がそこで意識していたのは、講師だからティーチングではなくコーチングのスタンスで臨んでいたことです。初めて会う学生なので、自分の失敗事例も交えて、私も教わるというスタンスで進めたので和やかな雰囲気になりました。

−では、学生だけでなく、いまサポートしている方々、一緒に成長しようとしている皆さんのその先がどんなふうになっていたらさらにうれしいですか。

 皆さんが本当にやりたいことを見つける。素直になれる。受け入れる。自分を好きになる。それが形になるかどうかはわからないですが、それらを通じて自分がなっていきたい自分に近づくといいと思っています。
 でも、心の中が冷え切った状態から温かくなって、すぐに形にならなくてもその方の自分への気づきが生まれて次第に意識が変わっていくというのはとても幸せなことだと思います。
 その人自身が気づいてその人自身が幸せになる。そういうお手伝いをずっとしていきたいです。

−これから先、藤平さんがさらに広げたり深めたりしたいことはどんなことですか。

 私は息を引き取るまでコーチングをしたいと思っています。細く長くになるかもしれないですが、コーチングと限定しなくてもいいので人に気づきを与えることをしていきたいです。今は国内でリモートでさせていただいていますが、海外まで国境を超えて、自分から与えられるもの全てを出していきたいです。クライアントというより、人と接していればコーチングがへばりついています。傾聴することがスタンスだと思いますが、自分の話もします。藤平ゆかから元気や気づきをもらえたということであればうれしいです。

−藤平さんのこれまでのがんばりや苦しかったことを乗り越えられた経緯が、とてもよくわかりました。皆さんにますます元気を提供し、気づきのきっかけができますように。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
藤平ゆか(ふじひら・ゆか) コーチ
外資系メーカー・IT企業でセールス&マーケティングを経てプロコーチとして独立。起業家・学生・主婦など幅広くパーソナルコーチングを実施。帰国子女(米国)ということもありビジネススクールの英会話講師、おうち英語アドバイザー、英会話レッスンも提供中。今後は英語・日本語を操りながら国境を越えた活動に挑戦中。
「決めた未来しか実現しない」。決めたけど本当に自分にできるんだろうか、「怖い・不安」だった私が大きな一歩を踏み出せたのもコーチングを受けたからです。自分の事を見つめ直し自分の本音を知ることが第一歩です。
2009年スリーエムジャパン株式会社入社
2022年リンクトインジャパン株式会社 転職
2023年1月 プロコーチとして独立。銀座コーチングスクール認定コーチ取得
《資格》
国際コーチング連盟ACC、GCS認定コーチ、英検1級 TOEIC 950点


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