Coach Interview - モギ・セツコ コーチ(前編)

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本来の自分に還る選択

 ある日、会社員生活を続けている自分と向き合い、大きく生き方を問い直した。その先にあったのは自分らしさを大切にすること。今が一番幸せだというモギさんの話をうかがいました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

未来をつくって行く自分を見つける

ーー 現在錦糸町校の講師をされているモギさんですが、まずGCSでコーチングを学ぶきっかけについてお話しいただけますか。

 2017年に新宿校で受講しました。当時は会社員で、忙しいだけで充実した毎日とは言えませんでした。たまたま有給を取っていた時に、社内研修を受けたことがあるコーチングの体験講座が新宿であると知って行ってみました。研修で受けたコーチングが頭の片隅に残っていて面白そうだと思っていたので。それが全ての始まりです。
 でも、その時は、独立してコーチになりたいとか、そういう理由があったわけではないんです。仕事がとても忙しかったので、何か気晴らしがほしかったんですね。
 違うところで新しいことを始めたら気持ちが変わるかなと思って。

ーー 会社でコーチングの研修を受けて面白いと感じて、実際に体験講座を受けてみていかがでしたか?

 研修で受けたのとは全然違っていました(笑)
 研修はプロコーチがやっていたのではないと今だとわかりますが、その時は面白いと思ったのでいつか勉強してみたいと思いました。
 体験講座で教わったことは違和感がなくて、これは好きかもしれないと感じました。
 学んだコーチングスキルが自分の何になるかわからないけど、ここに来るってことは自分にとっていいことなんじゃないかと。

 それで、翌年の2018年5月に全クラスが終わって、9月に認定試験を受けることになって、セッションの練習をしなきゃと思って7月と8月の土日を使って1日3人の方にお願いして試験に臨みました。無事に認定コーチになりましたけどやはり、特に何か高い志があったというわけではなくそのままと現状維持という状況でした。

ーー 認定コーチになってからいろいろな選択肢があると思いますが、クラスの講師になろうと思った経緯はどんなことがあったからですか?

 認定コーチ合格の報告が金曜に来て、同じ週の日曜日にはクラスアシスタントに入っていました。その理由は、コーチングを学ぶことで人はどう変化していくかを見てみたかったからです。その後、いろいろなコーチのクラスアシスタントを経験して、その中にコーチングセッションをしてほしいという方もいらして少しパーソナルコーチングをしていました。
 そんな中、年末に小学生以来のインフルエンザにかかってしまったんです。私は子どもの頃からすごく健康なんですが、その時は5日間くらい高熱が続いて、仕事には行けないし、起きてもいられないという日々を過ごしました。

 そうしたら、あるコーチから
 「変化って身体の方が先に来るのよ。せっちゃんこれから楽しみね」って言われて。
 その時はいったいなんのことだろうって思いました。
 でも後になってそれが繋がっていって、私がコーチングと出会った理由がわかったのです。

 あまり詳しくは言えませんが、実はその頃とても大切な人との死別を経験しました。
 振り返って「自分はなんて現実を直視しない生き方をしていたんだろう」と後悔しました。
 私生活や仕事上での様々な事実を突きつけられた時に、そんな状態を続けていたらダメだと思いました。
 「生きていくってこういうことじゃない。じゃあ、どうやって生きていけばいいの?」
 そういう思いを受け止めることができたのはコーチングをやっていたからだと今なら思えます。
 それで、一からやり直そうと決めて退職しました。

ーー 「なんて生き方をしていたんだろう」というご自分への問いはどんなことから湧いたのですか?

 自分の本音は「ここ」にあるのにそれを無視していた情けなさからです。
 会社にいたくないその気持ちを逸らすため他のことに気を向けてごまかしたり、私生活においてはまずいことになりそうだと気づいていながら先送りにして知らん顔をしていた自分に気づきました。
 自分と真っ直ぐに向き合うために絶望的な別れを通して考える機会が来たのだと思います。

 ずっと、自分の本当の気持ちを見ないで生活していたんだと心底思いました。
 でも前を向いて生きていこうと思えたのはコーチングを学んでいたからです。
 「未来を作っていくのは自分しかいない」って。
 だけど何をしたらいいのかもわからず、これからどうしていこうかとぼんやり考えていました。

 まずはゆっくりと休みたい。
 勉強しながら時間稼ぎをするような感覚で、その間に自分を立て直そうと、2019年秋に明治大学「女性のためのスマートキャリアプログラム」を半年間受講しました。
 修了後に外資系会社の採用が決まったのですが、ちょうどコロナ禍になり、先方はすでに全社員テレワークになっていて半年間自宅待機になりました。でも全く収束しないので、結局一回も行かないでお給料だけいただいて退職することになりました。

インタビュー

プロコーチとしてやっていく決意

ーー そんなことがあったのですか。それでコーチングの方は継続して。

 はい。これからはグローバルな視点が大切だからと学校の教授に言われたことが気になって、ICF資格を取得することを考えるようになりました。
 プロとしてやっていく決意ができたのはそこからです。そこから1年は、コーチとして仕事をするというのはどういうことか。自分はどうやっていくのがいいのかと考え続けていました。
 そしてICFの資格をとりながら講師養成講座を受けていたのですが、その間に錦糸町校代表と知り合い講師として所属することになりました。
 さらにセッション練習会のファシリテーションをクラス開講より先行して受け持つ機会をいただいて、ありがたいことに現在までに100人近くの方が来てくださっています。

ーー 大勢の方の練習会のファシリテーションというのは自分にとってもいい勉強になりますね。

 とてもなります。その前からアセッサーをやっていましたがその中で疑問に感じたことや、自分のセッションを省みることもあって、「自分が行きたい!」と思う練習会を作るのが目標でした。今、それが現実となっています。
 「今日は何について話すか」とみんなに聞いて、みんなが思っていることを共有してそこからセッション練習をするというパターンです。やりたかったことがやれています。

ーー 初めは考えていなかったファシリテーションやクラス講師をするようになって、今はどんな感じがしていますか?

 そうですね。コーチングのプロになるというよりも、生活の中でコーチングスキルを活かすことがどれだけ大切なのか。コーチングマインドを持って自分自身や人に向き合うことが大切だなとすごく感じています。そうしてみると主体的に生きるって非常に難しくて、それをし始めると周りとは軋轢が生じます。自分を嘘偽りなく表現するからですね。
 それまではそうじゃないところにいたから。でもそれをしなくてよしとするのか、自分として生きていくのかを決めるのは自分です。
 自分が思っていることを口にしてその通りに生きていくって大変ですけど、私はあの出来事以来「自分で生きる」と決めました。自分で生きるということは全ての責任は自分で背負う覚悟が必要だといつも思っています。

 その中で誰が信頼できるのか。どういう人と一緒にいることが自分にとっていいのか。
 「自分は自分でいていい」それを受け入れてくれる人が必ずいると思い続けています。
 本当にいろいろなことがありましたけれど今が一番幸せだと思っています。

インタビュー

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Profile
モギ・セツコ コーチ
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定アセッサー
GCS認定クラス講師
ICF認定コーチ(ACC)
3歳より音楽教育をうけ音楽教室講師となるが会社員に転身。
社内研修で受けたコーチングに興味を持ち銀座コーチングスクール認定コーチとなる。
その後、45年ぶりにインフルエンザで寝込んだ事をきっかけに会社員生活にピリオドを打つ。クライアントには、主体的に生きるコト、選択権はいつも自分側にあるというコトを伝えている。


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