Coach Interview - 新居信子 コーチ(前編)

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子育てに関わる全ての人への支援

 助産院を開業し、子育て中のママさん、そして赤ちゃんにもコーチングを使いながら支援を続けている新居信子さんに、ともすれば孤独になりそうな新米ママたちへの温かいエールの話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

お母さんが自分で考えられるように

−新居さんは助産師さんでいらっしゃるのですね。

 はい。2017年に助産院を開業して、現在は育児相談や乳房ケアをメインにしています。

−ということはお産の介助ですか?

 私は、今はお産はやっていないのですが、他の助産院はお産のところもあります。以前病院勤務をしていた時は赤ちゃんを取り上げたりしていました。
 うちの助産院では、産後ケアと言いまして、日帰りで5時間くらいの滞在でお母さんとお子さんに来ていただき、赤ちゃんをお預かりしてお母さんに休息を取っていただいたりしています。あとは育児の悩みとか、母乳の飲ませ方をお伝えしたりしています。生後4ヶ月未満の赤ちゃんとお母さんにですね。

−昔のように大家族でない今は、お母さんにとって必要なことですね。2017年に開業されたとのことですがその前はどんなことをされていたのですか?

 病院に25年勤務していました。その時は出産したお母さんとは1週間しか関わる時間がなかったのですが、1週間後からはお母さんはどうしているのだろう。困っていることはないだろうかとちょっと気になっていました。病院の外の地域では、この仕事はどのようにできるのだろうか。そう思ったのがきっかけで7年前に独立しました。

−なるほど。独立してみたら手を差し伸べてほしいお母さんが大勢いたのですね。

 はい。コロナ禍で育児相談ができる保健センターや児童館が閉鎖してしまったのです。相談できるところがどこにもない。突然ライフラインが途切れるようになってしまってお母さんたちはすごく困られた方が多かったです。中には「おむつには何種類もありますが、その一つ一つのメリットデメリットを教えてください」とか、「いろいろあるミルクの特徴を全て教えてください」という問い合わせもありました。もしかしたらお母さんたちは自分でいろいろ考える時に迷いが出ているのかもしれないと思ったのです。そこで以前病院勤務時代に研修で教わったコーチングを思い出しました。もちろん専門家のアドバイスは必要なんですが、自分で考えてどうするか決めるとか、そういうことをやってもいいんじゃいかと思えてきたのです。それで、子育てにコーチングを取り入れてみるのはどうかと思って、知り合いのGCS卒業生に聞いてみました。

−それで、早速受講を決めたのですか。

 はい。体験講座からすぐにクラスに進みました。クラスが進んでいく中で、相手を認める、話をよく聴くという認識が持てるようになりました。

−相手を認めるようになったというのは、どこでそう感じたのですか?

 以前は、ママさんたちとお話ししていた時に、次はこういう答えが来るんじゃないかとか、多分こういうことを言いたいんだろうなとか、先のことを考えることが多かったのですが、それが全くなくなって、最後までお話を聞いてから、この方はこういう考えだっていうのを時間をかけて認められるようになりました。それまでは、矢継ぎ早に、ああしなくちゃいけないとか、この時間の中でなんとかしなくちゃいけないという思いがあったのですが、それが全くなくなったことが大きいです。

 それなので、以前はいつも忙しくしていなくちゃいけないという自分がいましたけれど、ママさんたちと話していて、のんびりとした時間も必要だと思えるようになって、少し自分を俯瞰して見られるというか、余裕を持つことができるようになりました。

−授業では他にどんなことを得られましたか。

 クラスAの時は座学が多かったので受け身の感覚だったのですが、クラスB以降はセッションを取り入れていたので、動きがあるというか、アシスタントの方が何人も入ってくださったので、アシスタントさん同士のセッションを見るとか、アシスタントがコーチで私がクライアント役。またはその逆を体験して、自分では気づかなかったことにコメントいただけたりしたので、とても腑に落ちた感じがしました。

 他には、それまでは考えたこともなかった自己基盤とか。なんとなく「自分は大丈夫だよね。仕事もしているしこのままいけるね」と思っていたのですが、改めて考えを整理する時間が持てました。それが自信にもつながりましたし、何かするにしても焦りがなくなりました。  今、大学院で経営学を学んでいるのですが、なかなか難しく、授業についていくのも大変です。でも、前はわからないことを勉強すると焦ることが多かったのに、今は焦らずに気持ちの整理ができるようになってきたと思います。

−経営学が必要だとどこで思ったのですか?

 私たち助産師は、看護職の中で開業権のある唯一の職業なのですが、経営については学んでいないのです。開業しても経営面でうまくいかずに助産院を閉めてしまう人もいます。これではいけないと思って、自分自身も経営についてもっと勉強したいし、せっかく希望を持って開業した周りの助産師たちも続けて欲しい。これから助産師になって開業したいという方たちにも経営のことを学んで欲しいです。
 授業は1日3時間、週に5日。2年間通います。
 卒業したら、私が学んだことを、これから助産師になる方とか、開業したいと思っている方にお伝えしていこうと思います。

 それから、GCSのやり方がとてもいいと思ったのはいろいろな方達とのセッション練習です。練習はとても楽しかったです。クラスを超えて練習して、言葉の言い回しだとか考え方だとか、講座以外にもすごく勉強になることが多かったです。
 例えば、習った先生が違っていて、「私のクラスでは、そこはこうだった」とか。「それはどういうことなんだろう」って2人でディスカッションしたりしました。こちらの先生の意図とそちらの先生の意図が違うかもしれないということを見つけたりしながら、一緒にどんどん落とし込んで行ったりしました。

インタビュー

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Profile
新居信子(あらい のぶこ)コーチ
はじめまして。仕事は助産師を32年しています。現在、東京で助産院を開業しています。
今までに、延べ2万人のママへ子育て支援をしてきました。子育てとコーチングはとても似ています。今の状態をよりよくするため、自分らしい人生を歩むにはなど、ウェルネスな考え方が大切です。仕事で育児相談をしているとき、ママの考えを認めることを重視しています。
赤ちゃんの時から傾聴と認めることを行い、心を育てていくことが大切だと感じています。
看護管理職や看護教員経験を生かし、看護学生や助産師学生、看護職の方へのキャリア支援。大学院での経営学の研究から、経営やマネジメント支援も行います。

GCS認定コーチ
助産師・看護師(学位:看護学)
日本看護協会認定看護管理者ファーストレベル
特定分野(助産)における保健師助産師看護師実習指導者
未就学児のための包括的性教育実践助産師
子育て心理アドバイザー
汉语水平考试(HSK)4級

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