Coach Interview - 森田 公明 コーチ（前編）

　長い会社員生活にピリオドを打って、2年前に独立した森田さん。会社員時代の経験を活かし、働く人たちへのサポートをしています。人の言葉に耳を傾けられる。自分がやっている事に自信を持てる。それらを支えるものはやはり自己基盤だということを、コーチングの学びから得たそうです。
（聞き手：山上 晴美コーチ）

ーー 森田さんは2年前に会社勤務を辞めて独立コーチとしてスタートしたということですが、何がきっかけでコーチになったのですか？

　25年くらい印刷会社の営業職をしていて、売り上げはノルマの100％以上に達成していたんですが、漠然とした将来への不安を感じていました。慣れている仕事なので毎日が短調に思えて、どうせならやりたいこと、生涯にわたってできることをしようと思って転職を考えたのです。でも、いくら考えても、次にしたい仕事が何も見つからなかった。それで、いろいろなセミナーへ参加して探していました。あるとき、マインドマップの講座に出て経緯を伝えたら、それならコーチングを受けたらいいとインストラクターが教えてくれたので、よくわからないままコーチをつけることにしました。

　「これから自分は何をしたいのか？将来どうなりたいのか？」というテーマで、セッションを受けているといろいろなことが起きて、少ししてから会社が倒産してしまい、転職することになったんです。次の会社では給料も上がって、ボーナスも2倍になって、昇進もして。これはコーチングの成果だと感じました。過去の自分みたいに何をしていいか探している人はいっぱいいるだろうから、じゃあ自分もコーチになろうって決めたんです。

　コーチになるためにいくつかのスクールの体験講座に行ってみました。でも、どこも「コーチングとはなんぞや」ということばかりで、一番知りたい「どういうふうに教えてもらえるのか」はわかりませんでした。それがわかったのはGCSの体験講座だけで、講師が質問にも答えてくれたので、とても納得感がありました。やっぱり、コーチをつけていても、実践で学んでみると別ものと言ってもいいくらいの衝撃を感じましたね。

　その後、2011年に認定をとって、翌年コーチ仲間数人と、コラボセミナー実践研究会を立ち上げセミナーを開催するようになりました。自分が興味のあるセミナーに行くと、来ている人たちも同じことを求めているので、自動的に集客や人間関係構築とかできてました。GCS多摩クラスは、アシスタント的に関わっていたのですが、今年１月から共同代表になって、４月から講師になりました。