Coach Interview -池田佳奈子 コーチ(前編)
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ポジティブな変化で溢れかえる世界に
転職して好きな仕事に就いたものの、管理職としてチームをまとめる難しさに直面した池田佳奈子さん。コーチングを取り入れてそれまでの方法を変えたら、人もチームもどんどん変化していったそうです。その経験からこれを深め広めるために法人を設立して起業。そのチャレンジの話を伺います。 (聞き手:山上 晴美コーチ) |
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相手を動かすのではなく相手を信じる
−池田さん、現在の活動をお聞かせください。
GCSの横浜校講師と並行して、2022年の5月に自分の会社を設立しました。今、大手企業から地元の中小企業さんまで、コーチング、組織開発、ポジティブ心理学の考え方と手法を取り入れて、リーダー育成、チーム作り、組織開発の支援をさせていただいています。
−GCSでコーチングの勉強を始めるきっかけはどんなことからですか。
コーチングそのものを知ったのは組織開発などのコンサルの会社にいた時に、上司がお客様にコーチングを使ってご支援しているのを見て、なんとなく興味を持ったことからでした。その後、自分自身がチームの管理職になった時にどうしても統制的に管理してしまい、「私の言った通りにやればいい」とか、メンバーのできてないところばかりに目が行って「なんでやらないの?なんでできないの?」と責めてしまうことがよくありました。営業部門を見ていたので、顕著に成果が数字に現れるので、数字が上がってこないメンバーに常にイライラして「私が言った通りにやってください」「もっと顧客先を訪問してほしいのになんでやらないの?」って責めることが続いていました。
−それまでメンバーの方に対していたやり方とは全く違うコミュニケーションをGCSで学んでどんな感じがしましたか?
最初に衝撃を受けたのが、クラスAのコーチングピラミッドです。スキル、信頼関係、それとコーチングマインドの話。相手のことを自分から信じ抜くというところです。自分には持ってない強みを相手は持っているかもしれないし、もしかしたらまだ言語化できてないし、その力を発揮できてないかもしれない。でもその人の中に無限の可能性がある。人にはそれぞれいろいろな強みや思いがある。まずは信じるところからスタートするってことを聞いた時に、ガツンと頭を叩かれたような衝撃を受けました。
−そうですか。学びながら職場で実践できていたのですね。
可能な限り職場で使っていました。途中で部署異動があったりしましたが、自分の視点が変わったことで会話は変化していったと思います。
−メンバーの方たちの変化はどんな感じでしたか。
それまでは、私は怖い上司だったと思いますが、接し方が変わってからは、部署を異動する時にもメンバーが快く送り出してくれたこともあります。でもその後、今度は異動した先の部署の女性の上司とうまくいきませんでした。否定されることが多く、関係性も縮まらないままで、最初はとてもしんどかったです。コーチングを学んでいなかったら多分私も反論して辞めていたかもしれません。でも、私の話を否定されても上司が言うことは徹底的に傾聴していました。
−素晴らしいですね。その上司にとっても池田さんとの出会いは幸運でしたね。他に、個人のことや、身近な人とのコミュニケーションなどの変化はありますか?
夫婦の会話とか子どもに対しての関わり方ですが、家族へのコーチングの実践は難しいと思いつつ、やはり良かったと思います。夫とは価値観が違っていて、対立したり喧嘩したり、きつく言ってしまうこともあるけれど、私とは考えが違うけれどこの人はこの人でこういう生き方や価値観を持っていると、否定はしないで認めることができます。
子どもはまだ小さいのですが、「どう思う?」とか日々問いかけをしています。すると4歳なりに言語化して答えが返ってきます。自分で考えて口に出すという、いい訓練になっていると思います。
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キャリアチェンジのきっかけ
−前回インタビューをした川野伸一コーチが、池田さんのクラスを受けて「とても楽しいクラスでした。こんな授業に出会ったことがない」とおっしゃっていました。それが初めてのGCS講師デビューだったそうですね。
そうなんです。伸ちゃん(川野コーチ)が一期生なのです。私はドキドキしながらクラスを運営したのですが、楽しんでくださったみたいです。私も楽しかったし、自信にもつながりました。
−初めてのクラス講師で、楽しく運営できたのは、講師としてどこかで経験をされていたのですか。
いえ、組織開発やコンサルの仕事を長くやっていたからだと思います。
−組織開発など対人支援の分野での仕事は初めからこれと決めて進んだのですか。
大学を卒業した後は異業種の広告分野に就職しました。その中で心身のバランスを崩したりして、仕事にやりがいを感じられなくて辛く悩んでいた時期がありました。父が人の育成や組織づくりに携わっていたので、そんな私を見てコンサル会社を紹介してくれたりしました。それがキャリアチェンジのきっかけです。そこからこの分野の仕事が私のライフワークだと思うようになりました。
−娘の仕事を応援するお父様というのは素敵です。仕事の悩みをお父様に相談したのですか?
面と向かって相談はしていないのですが、東京と実家の山形で離れていても、娘が仕事で苦労しているらしいと察したのだと思います。
−親孝行になりましたね。その、人材に関するお仕事のどんなところに喜びを感じますか?
人に対する興味関心というか、人がよく変化しているとか、私の関わりがきっかけで今こういうことができていますとか言われるとすごくうれしいです。ハッと気づく瞬間や自分でアクションを起こせる時や、それぞれがいい関係で一つのチームでお互いを活かしていい刺激を受け合いながら成長しているのを見るのもうれしいです。人の内面や心理面も含めてイキイキしているってどういうことだろうとか、その人らしく生きていくってどういうことだろうってことに興味があるのだと思います。 |
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Profile 池田佳奈子(いけだ・かなこ) コーチ |
GCS認定プロフェッショナルコーチ GCS認定講師 GCS認定アセッサー ICF認定コーチ(ACC) 組織開発・人材育成コンサルティングや人材紹介事業にてキャリアを積み、組織づくり、人材育成、そして採用に関する外部の支援者として延べ300社以上の企業に携わる。 2022年、株式会社Being and Relationを設立。コーチングと組織開発のノウハウを軸に、企業のリーダー育成や自律自走のチームづくりに伴走している。 プライベートでは自身の故郷である山形県と、神奈川県湘南エリアの2拠点生活で新たな家族のあり方を模索する1児の母。 [池田佳奈子コーチにセッションを依頼する] [池田佳奈子コーチの担当クラス一覧] |
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