Coach Interview - 鈴木淳也 コーチ(前編)日本橋校講師

1.5時間でコーチングの全体像がスッキリ分かります!
「コーチング無料体験講座」詳細と開講日程

人生100年時代の後半戦を生きる

 会社、コーチング指導、コーチングセッションの3つの仕事をこなす鈴木淳也さんから、バランスよく充実したトリプルワークの話をうかがいました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

それまでとは違う世界との出会い

ーー 鈴木さんは兼業コーチとして、会社に勤めながらコーチングの活動をされているのですね。

 はい。医療機器メーカーに勤めていて、プロジェクト管理やマネジメントをしています。社内や社外でコーチングを複業としてやっています。コロナになってテレワークが多くなったので、家では、会社用とコーチング用と2台のパソコンを使って仕事をしています。

ーー GCSでは日本橋校の講師もしているのですね。

 そうですね。GCS元代表の林さんと縁あって、日本橋校で講師をさせていただくことになりました。なので現在、会社、コーチング講師、コーチというトリプルワーク中です。

ーー 会社員一つだったのが3つになったということですね。コーチとして仕事をすることになったのはどんなきっかけがあったのですか?

 今、61歳ですが50代後半に、初めてコーチングを知りました。
 エグゼクティブコーチというのは聞いたことはあるけれど、身近にはなかったし、自分がコーチをつけるイメージもなかったです。でも、コーチングと出会ってセッションをしてもらったらとてもよかったんです。それで、第二の人生、これからの自分のライフプランを考えていくうちにコーチっていいなって思うようになりました。

ーー 会社の研修などでコーチングを知ったのですか?

 研修ではなく、知り合いからなんです。実は以前、コーチの砂村義雄さんと会社が同じで、今でも同世代の仲間とよく集まるんですが、ある時「淳也さんコーチに向いているよ」と盛んに言ってくれて。最初はちょっと怪しいと思っていたんですが(笑)、そこまで言うならやってもらおうと言うことで、ちゃんとお金も払ってセッションをしてもらいました。
 正直、最初はコーチなんか必要ないと思っていました。仕事も上手くいっていたし、上司や部下との関係も自分なりには悪くないし、傾聴はできていると思っていたので何の問題もなかったのです。でも、コーチングを受けてみたら、「ああ、そうなのか!」って感じでした。
 自分がやっていたことが間違っていたとは思わないけど、何か違う世界を見せられて、すごいなあという感じでした。
 彼と会ってなかったらコーチになっていなかったと思います。

ーー 違う世界というのはどんな世界ですか?

 例えば上司と部下との会話の話を聞くという場面で、自分ではしっかり部下の話を聞いていたと思っていたんですが、こっちのコーチングの方に来たら、極端な言い方をすると「自分の意見を押し付けていた」って感じです。僕がぐいぐい引っ張って自分の考えを押し付けていたことに気 かされました。でも上司部下の関係はそれなりに成り立って上手くいっていたんです。
 あとは他人に話すと自分の頭が整理されること。通常の会話でもありますよね。
 それを意図的にするのがすごいテクニックだなと思いました。
 これ、ちゃんと仕事に取り入れられたらもっといいんじゃないかと思いました。

 それで、「じゃあ、ちゃんとやりたいからどこに行けばいいの?」聞いたら、僕に合うんじゃないかって、当時高安直子さんが講師をしている新宿校を勧められて、体験講座も受けずにスタートしました。

ーー セッションを受けてみて良かったから自分でも学ぶという自然な流れなのですね。 クラスAからDまでやってどうでしたか?

 仕事の知識や経験が邪魔をすることもあるので、その点が難しいと思いました。特に会社の中でコーチングをしたときに、以前のような通常の上司部下の会話だったら、話している途中で三手先まで見えてくるわけです。「それ違うんじゃないか」とか、「こっちの方がいいんじゃない」とか手に取るようにわかって。そういう気持ちを殺していかないといけない。そうしないとコーチングマインドじゃなくてマイマインドになってしまうんです。

 また相手も僕を見て聴いてくるわけです。当然、上司であり経験を積んでいる僕に「これどうすればいいんですか?」とか、意見を求めてきたり、答えを部下が引き出そうとしたりするんです。それを切るのが難しいですね。頭では理解できても身体がついてこない。そこが最初一番苦労したところです。

ーー そうでしたか。それで、クラスを卒業した後は社内で活かそうと考えたのですか。

 その時は独立するとかは考えてなかったので、会社の中でコーチングをやろうと思っていました。でも人事担当ではないので、認定を取ったからといって社内で即プログラムを作ってくれるというわけではありませんでした。
 そんなときに、外部の会社からコンサルティングとコーチングをしてほしいという声がかかって、その依頼が後押しになって個人事業主になろうかなと思い始めたのです。
 会社は副業を認めていたので申請して、外部の会社の若手のマネージャーをサポートするというお題が与えられました。どちらかというと社外上司のような立場で、コーチングしながらアドバイスして、プロジェクトをアシストする。社外の人のサポートをする仕事の第一歩です。
 その後に、林英利さんがやっているJRALのBizMentorをやらないかとお声がけいただいて、そこでコーチングの活動が始まって、それで初めて国際資格のACCの存在が身近になって、講師にもなることにしました。そこからです。ドライブがかかり始めたのは。

ーー 当初講師になることは思っていなかったけれどやることにしたのですね。

 教えるって自分の理解が深まりますから。教えなくても教える勉強をするだけで理解が深まりますね。それで講師の勉強を始めたのが2年くらい前です。同時にACCの勉強をしながら。その時に、国家資格もあった方がいいと勧められたので、キャリアコンサルタントの資格も取りました。
 そこから日本橋校の講師になりました。会社の仕事もあるので、今はオンラインで、基本的に夜だけやっています。会社の方も忙しいのですが、会社の仕事で使う脳と別の脳を使うので、バランスが取れているのだと思います。

インタビュー

コーチの帽子、上司の帽子

ーー 会社の中でのコーチングは、最初部下の方との会話で難しいこともあったということですが、社内での広がり方はどんな感じですか?

 少しずつ認知してもらって社内でコーチングの活動をすることを容認してもらっています。それで、コーチをしていることがだんだん知られてきたのでやってほしいという依頼が来るようになりました。
 社内でのセッションは、相手も僕も会社から給料をもらっているのでお金のやりとりは発生しません。それと会社の中で知り得た情報は、何を開示して何を開示しないか、守秘義務の扱いが難しいのですが、私は「聴いた話は会社には言わない」とルールを決めて、書面で契約をして進めています。
 それをやらないと通常の仕事の中の会議と、コーチングや1on1がごっちゃになってしまうので。入り口できれいに分けておく必要があると意識してやっています。

ーー  大事なことですね。細かいルールを決めておくということのは。

 どんな話を聞いてもコーチの帽子を被っているときは基本的にはニュートラルでいます。上司としてとか、「長く働いている鈴木さんとしてはどう思うか」と聞かれるときは、「じゃあ、ここからはコーチングを外れるから」と。
 コーチングモードをお互いに解いて、「ここから上司とか経営側の帽子被るね」と。
 それで話が終わったら「ここからまたコーチに戻るね」って。
 「さっきの話を聞いてどう思いましたか?」とかちょっと変な会話ですけど(笑)

 僕はどちらかというと経営者側にいるので、コーチとしてやった時と会社目線で見た時にはどう思われるかというところもあるので、そこの線引きをしっかりしておかないと危ないと思うのです。それぐらいやらないと喋ってくれないですよね。
 守秘義務を守るのはもちろん。人事の人とかは聴きたいことが山ほどあるようですが、「絶対に言わないからね」って何度も言っています。

インタビュー

後編ヘ

Profile
鈴木 淳也(すずき・じゅんや)コーチ
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定クラス講師
GCS認定アセッサー
ICF認定コーチ(ACC)
国家資格キャリアコンサルタント

「仕事に活かせるコーチングを」。 
会社で働く管理職(若手からシニアまで)や経営者をサポートし、まず個人を元気にすること、そしてその組織や会社が元気になることを、自らのコーチングの軸としてコーチ活動をしています。外資系企業や、管理職として大きな組織を束ねてきた実体験をもとに、学問では無く、実践で使えるコーチングを学べるようにサポートしていきます。兼業コーチでもあり、会社もコーチングもどっちも本気。この兼業を強みにして、頑張っています。


[鈴木 淳也コーチにセッションを依頼する]
[鈴木 淳也コーチの担当クラス一覧]

全国30箇所以上でコーチング無料体験講座を開講中!

オンラインクラススケジュール一覧対面クラススケジュール一覧

北海道・東北エリア首都圏城北・城東エリア東京都心エリア
首都圏城南・城西エリア神奈川・伊豆エリア北陸エリア
中部エリア関西エリア中国・四国・九州・沖縄エリア

※対面・オンラインのいずれにつきましても、開催予定が表示されていない、あるいは都合の良い日程がない場合は、
コーチング無料体験講座 日程リクエストフォーム」よりリクエストください。

ms_banner.png