Coach Interview - 林 英利 コーチ(前編)日本橋校代表

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地道な一歩と経験の繰り返しがもたらしてくれるもの

 9月にGCS代表を退任される林英利代表から、GCSでの10年間の想いと、新しいフィールドでの展望をうかがいました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

「あなたと一緒に働きたい」と言われるリーダーを

ーー GCSの代表として4年間、運営に尽力されてきましたが、9月で退任ということを聴きました。その経緯やこれまでのことをうかがいたいと思います。

 以前より、自分の今後のステップを明確にしたいと思っていたのですが、あと数年で50歳になることや新しい令和という時代になることなどあって、去年の年末くらいから色々と考えるようになっていました。このところのGCSの業績も上向きで、中長期計画が順調に進んでいるので、退任するタイミングとしても悪くないかなと思いました。

ーー GCSでは顧問という立場で、ご自分の活動を新たに始めるということですね。

 組織の中にいた経験が長く、リーダーはチームに大きな影響を与えます。チームのメンバーがやりがいや働きがいを感じ、会社としても高いパフォーマンスを発揮する。そのようなことに貢献するリーダーが増えたらいいと思っています。リーダーがコーチングを使うことで周囲に様々な変化をもたらします。しかし、コーチングだけでは十分ではないことも実感していました。リーダーは部下だけではなく、自分の上司、チームや社内の他の組織、取引先や顧客ともコミュニケーションをとり、結果を出していく必要があります。つまり、コーチングだけではなく、ファシリテーションや、ネゴシエーション、チームビルディングなどのスキルも必要なのです。それらのコミュニケーション系のスキルをワンストップで習得できるようなビジネススクールを作りたいと思うようになりました。

 コンセプトは、みんなから「あなたと一緒に働きたい」と言われるようなリーダーを育てること。GCSの運営の第一線からは離れることになりますが、今後は顧問という立場で、拠点代表者や講師の相談相手になったり、新しい事業の受講者にGCSを紹介したりと、グループ会社のような形で関係が継続できたらいいと思っています。

ーー GCSと出会って、講師、副代表、代表と立場が変わって、いろいろなことに遭遇したと思いますが、振り返ってみて林さんにとってどんな時間だったのでしょうか。

 GCSで学び始めたのが2009年。講師を始めたのが2010年だから、GCSでの経験はちょうど10年ですね。あっという間のような感じもしますが、振り返ってみると少しずつ経験を積み上げてきた10年だったと感じます。実は10年前にも、リーダー向けの事業を考えていたことがあったのですが、何が必要になるのかも分かっていなかったし、足りないものだらけだった。結局、その目標は「お蔵入り」となりました。でも、その後の10年間で経験してきたことが集大成となり、今回の事業を始めることに繫がったのです。「お蔵入り」していたのではなくて、コツコツと準備をしてきた、ということに気がつきました。

2010年にGCSでの講師活動を始め、多くの素敵な方々と出会うことができました。たくさんの学びと刺激をいただきました。副代表から代表に就任したときは、責任の感じ方が大きく変わりましたね。24時間、GCSのことを考えている、というと少々大げさかもしれませんが、でもほぼそれに近かったと思います。苦労したことは、「痛み」を伴う改革を行なったことや、「横」のつながりを作ること。常に「未来のGCSのために」との思いで取り組んできました。「GCSのミッション・ビジョン」を明文化できたことは非常によかったと思います。全国の講師のみならず、多くの受講者の方々にも共感いただき、GCSの存在意義が強化されたように思います。GCSの創業者からGCSを預かり、「さらに良いスクールにしたい」との思いでこれまで取り組んできましたが、「マズローの欲求段階説」で言えば、5つ目の「自己実現欲求」の段階に来たのかなと。受講者の方々のロールモデルとなるべく、私も新しいことにチャレンジしていきたいと思います。



ーー 元々起業という意識がおありだったんですね。今のタイミングが人生上のベストタイミングだと感じたからなのでしょうか。

 元々スピリチュアルなタイプではなかったんですが、この数年はそれを感じるんです。運命とか魂とか、そういう波とかタイミングとかあるんだろうなと。今年は自分の人生のなかでビッグイヤーなんだって感じてるんです。今回退任して起業することの他に、初出版を控えていたり、プライベート面では秋には再婚することとなりました。なんの不安もなくここまでこれたと感じます。振り返ったときに今年は人生のなかで大きな出来事が続いたと感じる1年になることは間違いないです。忘れられない令和元年。グッと大きくアクセルを踏み込む年。去年でもなく来年でもなく今年なんです。



ーーセルフコーチングの本は少ないので楽しみです。出版も起業もご結婚も自然な流れなのですね。今だとご自分で感じられること自体が強い力になるような気がします。

 無理がなく自然な感じがします。前は下りのエスカレーターを駆け上がるみたいな無理をしていた時もありました。精神的にも体力的にも大変でした。今は周りの協力とか理解とか、必要なものが集まってきていて、プラスのエネルギーに後押しされているような感じです。危ないのでやってはいけませんが、上りのエスカレーターを歩くと早いじゃないですか。ヨットでも追い風に吹かれながらさらにこぐと早いですよね。そういう後ろから押される力を感じながら、すごく自然な感じで活動できています。

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Profile
林 英利
コーチ
大和ハウス工業(株)、トヨタ自動車(株)等にて、住宅事業、人材育成、新規事業開発等を担当。経営コンサルタントとして、また、若者のライフデザインを支援する事業の開始を目指す中でコーチングに出会う。社内の新規事業開発において、チームの意欲向上や社内協力などの取り付けにコーチングを役立て事業化に貢献。2012年、プロコーチ・研修講師として独立した後に、GCSの運営に参画し、GCS札幌校、新宿校、池袋校などを立ち上げる。それぞれの人が、生まれ持つ資質を生かし活動することで、本人の充実感の向上と社会貢献が実現できるよう、コーチングスクール運営、講師、プロコーチの活動等を通じてサポートしている。2012年にGCS副代表、2015年にGCS代表に就任。国際コーチ連盟(ICF)日本支部 顧問

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