Coach Interview - 福本ふう子 コーチ(前編)お台場校講師

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よいことは周りまわって広がっていく

 コーチングスキルを活かしてお台場校を運営しながら、会社員として働き、子育ても行っている福本ふう子さんに、コーチングを始める前と、全ての場で活かしている現在の話を伺いました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

人を動かすさまざまなものに気づく

−パラレルワーカーということですが、それぞれどんな仕事をしているのですか?

 GCSお台場校の講師と個人でコーチングセッション、あとはIT企業のCSの部署で働いています。今は出社もしているので日々現場でコーチングを使って、会社員としてコーチングを使う楽しさを味わっています。もう一つは業務委託であるプラットフォームでオブザーブセッションや勉強会をしたりとしていました。

−それは忙しいですね。それで、講座の開催時間も早朝などになっているのですね。

 子どもがまだ小さいので夜はできないのです。早朝、平日、土曜の開催が多いです。
 私はこのマルチタスク感が好きなので楽しくやっています。お台場校のもう1人の講師岸川コーチもダブルワークです。講師陣が現役で会社員として、日常業務にチームメンバーや業務進行などでコーチングを使っているのがお台場校の特徴の一つですね。

−なるほど。では、最初のコーチングとの出会いはどんなきっかけだったのでしょうか。

 大きく2つのきっかけがあります。かなり長い期間部下育成のミッションを与えられていたのですが、それがとても下手で(笑)。ずっとプレイングマネージャーのような立場だったので、部下を持ちながら自分が前に出るというようなアサインでした。結局あまり人を見ることができず。どうしても片手間になってしまったり、教えること自体も上手くなかったりで。端的に言うと怒ってばかりいたのです。流石にこれではいけない。やり方を変えないといけないと思っていました。それで変えていった方法が、今思えばコーチングだったと思います。目標を一緒にたて相手を信じて任せて、やり方は一緒に考えてという。手を離す感覚で最初は勇気がいりましたが。当時その部下が結果を出せるようになったりプライベートでもパートナーが見つかったりといろいろな変容が起きてきて、他の部下も自分らしく結果を出せるようになりました。
 もう一つは、出産のためその会社を辞めた時に行った産院が、妊婦対象のセミナーのようなことをしていました。その講師をしていたのがコーチでした。それを知って、子育ても子どもを信頼して育てようと思いました。この2つがコーチングと出会ったきっかけです。

−部下の方との関わりの時にコーチングを使ったというのは、既にコーチングをご存知だったからですか?

 私は、主にビジネス書でインプットしていました。その時の課題は部下育成だと思っていたのでその系統の本をよく読みました。それでコーチング的な手法と出会ったのです。でも、コーチングというものを明確に意識したのは妊婦対象のセミナーですね。それが、以前の部下育成の時のことにつながりました。それと、当時、スキルのアプリがあって、そこでコーチの方が「コーチングを体験してみませんか」という募集をしていました。それがGCSのコーチの方で、気になっていたので申し込んでみました。

−セッションを受ける体験だったのですね。いかがでしたか。

 その時は、まだ実感値はないけれど悪くはなさそうという感じでとどまっていました。でも、それがきっかけでGCSを知ることができたので、早速体験講座を受講するという流れになりました。体験講座を受けるときにはクラスの受講を決めていたので、クラスAも申し込みました。6年くらい前のことですね。

−そうでしたか。本のインプットではなく、セッションを受けるのでもなく、コーチング自体を学んでみていかがでしたか?

 知り合いがコーチングの成果を感じるまで3年かかったと言っていました。小さいものを積み重ねていって時間と共に見えるものが変わってくると。自分でも3ヶ月とか半年くらいは必要ではないかと思います。これまで現場で人相手の仕事をしてきたので、授業では、それを裏付けることが教科書のように明らかになりました。対営業にしても対部下育成にしても「だから上手くいかなかったんだ」とか「だから上手くいったんだ」とか、棚卸しのようになりました。GCSのテキストの優秀さを身にしみて感じました。講師になることも早い段階で決めました。

−テキストは評判ですね。前に、講師の仕事が好きとおっしゃっていましたが、講師業のどんなところに魅力を感じますか?

 これは私の講師理論なのですが、1対1で良さをわかってもらえることを月に30本やるより、できる人を増やしていった方が、コーチングによってコーチの周りにはいい影響が広まる。いわゆるペイフォワードのようなイメージがあって、コーチングをできる人を増やしたいという考えですね。その方が世の中への広がりが早いといういいイメージがあります。それが講師の魅力ですね。また私も受講者と同じ仕事現場にいるので、使う中での実感値も含めた深い質疑応答時間が私自身もとても好きです。

−コーチングが世の中に広まってできる人が増える。そうするとどんないいことが起きるとお考えですか?

 私自身の人生も関係していると思うのですが、学校も会社もやはり環境がとても大きいと思っています。いい環境に身を置いて自己実現ができる人を増やしていきたいです。子どものこともそうです。子ども達が生きる世界がより良いものになってほしい。子どもがお腹にいる時にコーチングに出会ったのでよりそう思うのかもしれません。心から、いい世の中、いい環境が子どもの未来につながっていくのだと思います。

 これは、コーチングをしている多くの方が思っていることかもしれませんが「自分が与える影響が変わるから周りの環境が変わる」ということがあります。実際にいい世の中になってきていると思います。「情けは人のためならず」という精神です。

−相手1人のためだけじゃなくて周りまわって世の中のためになるということですね。それは先ほどおっしゃっていた、みんなが自己実現できる世の中ということにも繋がりますか?

 それもありますが、営業職の自己実現だけでなく、いろいろな夢が叶う状況です。自分自身にも受講者にもそれは起きています。一人一人が望んだ状態を手にいれること。個の集合体で世の中ができているとすると、きっとそれで全体がより一人一人にとって心地よい世界になっていくことにつながるかと。
 自分の状態が変わると与える影響ももちろん変わります。コーチングの面白いところは、何か願いが叶うときは、自分1人の力で成し得たのではないところだと思います。行動に注目することはもちろん大事ですが、潜在意識も含めてその人を動かすいろいろなものがあるのだと思います。
 本当に、クライアントさんや受講者さんの潜在意識の力はとても重いと感じています。

インタビュー

職場で強みに気づく

−現在会社勤務は3社目とのことですが、コーチングを使う場としての魅力以外に、会社勤めならではのいいことを挙げるとしたらどんなことですか?

 会社勤めのいいところは、自分の知らなかった自分にどんどん会わせてもらえることです。自分の考えや感情に気づくだけでなく、全体の状況を把握し、俯瞰的に見る力。つまり、自分自身の思考や行動を客観的に理解し、何ができるかを全体の文脈の中で把握できる状態と言えると考えます。また自分の強みは一つではないので、全く違う強みを使って仕事をすることもあります。私の場合、今の会社で、7月期首の部署移動も希望の仕事から離れることに最初は抵抗がありました。サラリーマンにありがちですね。でも移ってみたら想像もしていなかった楽しさがありました。  以前は、戦略性とか目標達成志向とかが生かされてきたのですが、今は再現性のある正確な作業ができるとか。そういうルーティーンで得意な部分を逆に引っ張ってくるというか、いろいろな自分を使って成長させている。そこに面白さを感じています。

−自分では苦手で触れなかったことをやることになって、新たな自分を見つけられるということですか。福本さんは4つの仕事環境のバランスがよく苦なく仕事を続けられるというふうにお見受けします。

 実際には苦はたくさんあります。でもそれは自分が何を大事にしているかとか、何が得意かを気づかせてくれることでもあります。自分が反応することは逆を見ればそれを求めていることでもあるわけです。いろいろな人がいますがその人たちも会社を支えている一員だし、組織も完璧ではないですが、組織が変わっていく面白さもあると思います。


 人同士なのでいろいろなことが起きて当事者になることもありますが、それがさまざまなことに気づくきっかけになります。そこにコーチングがあるからどんどんよくなっていくのです。

−わかります。気づいたらどんどん良くなっていく。そして降りかかってきたことには何か意味があるということですね。

 そうですね。同じ出来事を話しても人によって反応が全然違う。その人が大事にしていることと、それとは違う自分が大事にしていることがわかります。自己認識が高まることが日常に溢れています。

−コーチングとの出会いによって認識が変わったのですね。その前と後とではどのくらいの違いがあるのでしょうか。

 間違いなくコーチングを学んだからこういう自分になっています。以前の仕事では、その業界が好きでしたし、働きたいと思っていた大好きな会社に入れて、メンバーも良くて、恵まれてはいたものの、そこでもいろいろなことがありました。でもその時は答えが出ませんでした。それで結婚というタイミングで退社したのですが。そこで起きたことが、GCSのクラスで学んでいくうちに「そうか。だからああなったのか」と数年経って答えが出ました。 そういうことを経て、どんどんスッキリしてきて居心地のいい仕事スタイルに変わってきている気がします。

インタビュー

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Profile
福本ふう子(ふくもと・ふうこ)コーチ
子どもが生まれたことで、より良い未来につながる今を考え、コーチングを行う人を増やしたいという想いから講師として活動しています。個々の強みを理解し、画一的でないアプローチを重視したコーチングが私の信念です。
略歴:単価600万円ほどの個人営業で12年間常に上位1割の成績を維持し、26歳以降は管理職として奮闘。社長賞を受賞後、希望企業に転職し、年間3位、部署期首計画3期連続達成。子供の誕生を機に業界を変え、自分が望む働き方や収入、生活を手に入れています。趣味は美味しいご飯を食べること(ボディシェイプと格闘中)です。

資格:ICF(ACC)/ギャラップ認定ストレングスコーチ/Points of You® Practitioner

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