組織・人事関連用語:サ行
ソーシャル・レコグニション
レコグニション(recognition)という英語には、『認識』、『承認』、『認定』、『注目』、
『評価』、『表彰』、『感謝』、『お礼』など様々な意味が含まれています。
これらの意味から、レコグニション(recognition)には、下記3つのポイントが含まれて
いることがわかります。
①『認めているという意思表示』
②『興味を持っているという意思表示』
③『感謝しているという意思表示』
人事制度の中では、業績表彰等が、組織におけるレコグニション制度に当たりますが、
これにソーシャルが加わった「ソーシャル・レコグニション」は、組織においてメンバー同士が
互いを承認しあうこと、また、その仕組みのことを言います。
表彰制度や奨励制度のレコグニションにおいて、満足感や安心感を与えることができますが、
従業員エンゲージメントを高める意味でも、大きな成果だけでなく、日頃の努力や周囲への気配り、
明るい表情など、業務と直接関係ないような些細なことに対してもレコグニションすることで、
「自分の言動に興味を示し、評価してくれている人がいる」という幸福感を与えることが
できます。
ソーシャル・レコグニションは従業員の内的動機づけに影響を与え、仕事に対するモチベーションの
維持や成果へのコミットにもつながります。