組織・人事関連用語:英数文字
EQマネジメント
EQ(Emotional Quotient)とは、アメリカのピーター・サロベイ、ジョン・メイヤー両博士によって提唱された理論で、
「心の知能指数」、「感情知能」と訳されます。現在ではEQという名称が定着しています。
また、このEQスキルは、世界経済フォーラムで2020年に必要なビジネススキル第6位にランクインされているほど注目されています。
予測される理由としては、SNS等の発達により、人の気持ちに無頓着で場の空気が読めない若年層の増加。
AIの進出により、より人間らしさのあるスキルが求められるようになったものと思われます。
感情がコントロールできるようになると、仕事そのものが円滑になり生産性も向上するようになります。ビジネスの世界では、
やはり「感情抜きの知性を重視」したがりますが、マネジャーにとってEQ(感じる知性)を習得することはきわめて重要です。
EQは3つの知性から成り立ちます。
「心内知性」=自分を知る力
「状況判断知性」=自分を相手に伝える力
「対人関係知性」=相手を知る力
EQの知性が高い人、というのは、「自己と他者に対して理解がある」「柔軟な目標設定が出来る」「人間関係を構築し、
そのネットワークを活用できる」という能力に秀でています。だからこそ、自分の持つ能力、相手の持つ能力を最大限に
引き出し(=パフォーマンスを向上)、周囲との良好な関係性から様々なサポートを受けやすいため、目標達成する
可能性が高い、とされています。