組織・人事関連用語:英数文字

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VUCA

「VUCA」とは、Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字をつなぎ合わせた造語で、これら四つの要因により、現在の社会経済環境がきわめて予測困難な状況に直面しているという時代認識を表す言葉です。

2016年1月に開催された世界経済フォーラム(通称ダボス会議)でも、世界の現状を指す「VUCAワールド」というキーワードが盛んに使われました。想定外の事象が次々と発生するVUCAの時代の中で、強いリーダーシップをもった人材が必要とされています。

【参照】VUCA(日本の人事部)
【参照】VUCAの意味とは?(BizHint)

■VUCA時代の流れ
1990年代:アメリカの軍事領域において用いられてきた言葉。一言でいうと「予測不能な状態」を意味する。
2010年代:世界の経済界各所で「VUCAの時代」が到来したといわれるようになる。
2014年:ASTD国際大会にてVUCAは注目を浴びる。「チェンジ(変化)」にフォーカスが当たったこの年、VUCAは多くのセッションで登場した。
2016年:WEF世界経済フォーラム(ダボス会議)やIMD国際経営開発研究所主催の講演でVUCAは数多くのビジネス界の著名人に取り上げられる。「VUCAワールド」という言葉が頻出された。

■VUCA時代とリーダーシップ
「VUCAワールド」を生き残る組織であるためには、強いリーダーシップを持った人材を育成することが非常に重要となっています。

リーダーシップの3つのポイント
1.予測できるという『傲慢さ』を捨てる
2.組織的な『適合性』を高める
3.『共有化』された意識と『権限委譲』による実行

「未来は予測できず、適応することしかできない」、そのためにより現実に『適応する能力』が求められる時代になっています。