「どうしたらいいですか?」と部下に質問されないようにするには。

コーチングの国際資格を取得して専門性を高めたい管理職/ビジネスリーダーとしてキャリアアップしたい

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企業では部下育成の施策として

1対1の面談(1on1ミーティング)

を実施しているところが多いと思うのですが、

有益な時間になっていないと嘆く声をよく耳にします。


せっかく部下の声を聞こうと思って、

アレコレ質問しても「どうしたらいいですか?」

と自分で考えない態度を示されたら、

『しっかり自分で考えろ!!!(怒)』

と、大声出したくなるかもしれませんね。


「どうしたらいいですか?」と聞いてくる部下には

こんな2つのパターンが考えられます。

1.考えるのが面倒くさい

2.アイディアが浮かばず困っている

部下の声のトーンや表情で、どちらのパターンなのか

洞察してみましょう。


「考えるのが面倒くさい」なら、

上司側の普段のコミュニケーションが指示中心で、

部下の話しを聴く姿勢が伝わっていない可能性があります。

面談の時にいろいろ質問しても、相手は、

「どうせ自分の話なんて、聞いてくれるはずがない」

と思い込んでいるかもしれません。


「アイディアが浮かばない」なら、

答えそのものではなく、いくつか選択肢を伝えて、

相手の考えを引き出してみましょう。

自分に決めさせてくれた上司に信頼感を感じてくれるでしょう。


部下の成長は思ったペースで進んでいないかもしれませんが、

関わり方を変化させるだけでモチベーションが上がります。

「怒り」に任せて相手を責めるのではなく、部下をしっかり観察・洞察し、

部下の成長を見守りましょう。


(執筆:銀座コーチングスクール法人事業部・葉山みなみ)