部下の言い訳は、上司の質問で引き出されている。
以前、研修に参加している受講者様から
「うちの部下は言い訳が多くて、困ってる」
とご相談を受けました。
言い訳が多いと、仕事の効率も落ちて、
職場の雰囲気も良くない状況かもしれませんね。
そして、上司のあなたも、
イライラしている態度をとってしまう悪循環。
部下の言い訳を作っているのは、
上司の責任だと言われたことがあります。
言われた時は、「わたしのせいじゃない!」と、
思っていたのですが、
私たちが使う『なぜ』という疑問符が、
言い訳を導くのだそうです。
『なぜ、こんなに時間がかかっているんだ?』
『なぜ、報告しなかったんだ?』
『なぜ、うまくいかなかったんだ?』
この質問を投げかけたら、どんな返答になるでしょうか?
どんな返答でも言い訳に聞こえそうです。
私たちは部下から何を引き出したいのでしょうか?
時間がかかった理由より、時間短縮できる方法だったり、
どんな時に報告する必要があると思っているのかを確認したり、
うまくいくには何が必要なのか、などの、
次につなげる『前向きな考え方や行動計画』です。
『前向きな考え方や行動計画に』
気づかせて行動のサポートをするのが、上司の役割です。
言い訳を言っている部下を責めるのではなく、
自分のコミュニケーションを変えて、相手の前向きさを引き出しましょう。