「前にも言ったけど、、、」は生産性に影響を与えます。

コーチングの国際資格を取得して専門性を高めたい管理職/ビジネスリーダーとしてキャリアアップしたい

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「前にも言ったけど、、、」

この言葉に、どんな感情が含まれているでしょうか?


イライラや苛立ち、怒りの感情が含まれていますね。


忙しい中でも、

前にも言ったけど、と前置きをしながら、

ご指導されていると思うのですが、

「前にも言ったけど、、」と前置きするだけで、

その前置きの「後」の言葉より、


イライラや苛立ち、怒りが伝わります。


そんな状態ではお仕事の生産性を上げることはできません。

なぜ生産性があがらないかというと、

部下やメンバーのモチベーションを上げられる

コミュニケーションになっていないからです。



上司や先輩からすれば慣れていることや知っていることでも、

初めてのことや慣れていないことに取り組む部下は

ちゃんと説明していたつもりでも、理解不足が起こります。


部下が質問してきたり、確認しようとしてきたことは、

「前にもちゃんと説明したこと」

かもしれませんが、

そもそも積極的に業務に取り組んでいる証拠です。

積極的でなければ、疑問も起きませんし、

確認する必要性を感じないはずです。


引き続き、部下に積極的な姿勢を望むなら、

「ここまでは進んだんだね。ありがとう。」

と、頑張りを認める一言を伝えて次に進みましょう。

伝えた後の行動がきっと変わるはずです。


(執筆:銀座コーチングスクール法人事業部・葉山みなみ)