5月病対策にオープンクエスチョン?!

コーチングの国際資格を取得して専門性を高めたい管理職/ビジネスリーダーとしてキャリアアップしたい



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4月は新しい出会いがあったり、新しいことを始めたり、

新しい役割ができたり、、、と、

今までと違った環境に身を置いた方も多いのではないでしょうか。

職場に新しいメンバーが加わることで、

信頼関係を築くのに緊張を強く感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。



これから大型連休を迎え、リフレッシュするぞーと思っていたのに、

ゴールデンウイークが終わって、ひと段落すると、

なぜか、「やる気が出ない」と感じたり、

「気持ちがふさぎ込んでしまう」のような症状を感じる方がいらっしゃいます。


いわゆる「5月病」という状況ですね。--

最近では、5月に何とか頑張ってきたものの、回復しきれず、、

6月に症状がでてしまうケースもあるようです。


やる気が出ない、ふさぎこんでいる、表情が暗い相手をみつけたら、

どのように声をかけているでしょうか?

コーチングを習得する前の私が、リーダーの時は、こんな感じでした、、。

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「大丈夫?」

「大変なことある?」

「困ってない?」

「寝れてる?」

「わからないことある?」

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そして、メンバーからの回答は、、

「大丈夫です。」「問題ありません。」

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私の質問は、全てYESかNOで答えられる質問(クローズドクエスチョン)だったためか、

リーダーに対しては反射的に「問題なし」のような選択をしてしまったのかもしれません。

あきらかに何かうまくいかない原因をかかえているメンバーに声をかけるなら、

「最近、どうかな?」の後に、オープンクエスチョンで相手の状況を引き出してみましょう。


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「わからないことがあったときって、どうしてる?」

「今、時間がかかっているな、、と感じるものは何かな?」

「最近、何時間くらい睡眠とってる?」

「優先順位って、どのように決めてる?」

などなど、、、

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質問を工夫すると、相手の状況が見えてきます。

特に新入社員や中途社員、異動で新しい環境に移った人などは、

「大丈夫じゃない、、」のようなマイナスな言葉を出すことに抵抗があるかもしれません。

具体的な事実を引き出すオープンクエスチョンで相手の状態を引き出すことができれば、

そこに回復のヒントが隠されているはずです。


相手が話してくれるのを待つのではなく、コミュニケーションスキルの

ひとつでもある「質問力」を工夫して、相手の状況に合わせたサポートを

実践してみましょう!




(執筆:銀座コーチングスクール法人事業部・葉山みなみ)