リーダーに求める水平的/垂直的成長とは?
(「なぜ、部下とうまくいかないのか」著:加藤洋平)
社会人になってから、成長を感じたときはどんな時でしょうか?
1980年代以前は「大人の成長」が疑問視されていたようですが、
VUCAの時代においては、大人が成長し続けることが、
個人の変革だけでなく、組織の変革にまでも影響があることが
述べられている著書も注目を浴びています。
知性発達学者・加藤洋平氏の「なぜ、部下とうまくいかないのか」
の中に、大人の成長が2つの軸で表現されていました。
「水平的成長」
「垂直的成長」
例えば、リーダーが大人の成長をするときの『水平的成長』とは、、
「知識やスキル」の習得があげられます。
本を読んだり、ビジネスに関連する講座を受講したり、
知識の量や質を高めていくことが水平的成長です。
では、リーダーが大人の成長をする時の『垂直的成長』では何が求められているのか?
それは「知性と意識」です。
物事の捉え方や判断について、良いか悪いかだけでなく、
自分の価値観だけにとらわれるのではなく、
冷静にかつ客観的に物事を捉える力が必要になります。
リーダーが成長を意識する時は、水平的成長に焦点があたりがちですが、
多様な価値観をもっている部下を育てていくには垂直的成長も重要です。
垂直的成長では、自分自身の判断軸(視点)を、
問いの力で変化・成長することができるようになります。
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