2つのモチベーション(ドーパミン型とノルアドレナリン型)活用法とは?
「ほめて育てる」ことに抵抗を感じている
マネージャー職の方は少なくありません。
「ほめたいけれど、褒めるところが見当たらない。」
「人は、褒めたらつけあがりますよね。」
などなど、褒めることに抵抗があったり、懐疑的な方もいらっしゃるようです。
「やる気を出してもらうには、少しくらい厳しい方がいい」
もちろん、褒めるだけが効果的な育成ではなく、
時には厳しさが部下の成長を促進することに役立ちます。
「アメとムチ」という表現がありますが、どちらが良い悪いというわけでなく、
バランスよく使い分けできることが求められるのではないでしょうか。
同じ頑張る(行動する)でも、モチベーションの動機が異なると成果も異なります。
厳しい指導をもとに頑張るのは、不快を取り除くために行動するので即効性があります。
(ノルアドレナリン型モチベーション)
短期的な成果には効果的だと言えますが、この方法だけで指導し続けていると、
部下は疲弊し、自分の存在価値を見失い、
自分の居場所を探し始めるかもしれません。
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(画像引用:「脳を最適化すれば能力は2倍になる」著/樺沢紫苑
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褒めることでつけあがることなく、成長し続けることができるには、
「結果」ではなく「結果に至った過程(プロセス)」を褒めることも効果的です。
上記ドーパミン型モチベーションをイメージするといいでしょう。
部下やメンバーが他者からの期待や自分の可能性(快)を感じるような関わり方への工夫が求められます。
人も会社も成長し続けるためには、少し手の届かないくらいのことにチャレンジしてもらうことも必要です。
手が届かないからこそ、できていないことに焦点を当てて後押ししがちですが、
そのチャレンジの中にある「自分が手に入れたいこと」や「嬉しいこと・楽しいこと」が見いだせるようになると、
今、辛くても踏ん張りがきくはずです。
短期的な成果だけにとらわれず、長期的な目線でサポートすることで、
新しいチャレンジに積極的になれる自発的な部下を育てていきたいものです。
効果的なモチベーションアップの方法を試してマネジメント力をあげていきましょう!