ビジネスで「感情」を活かしてみよう!

コーチングの国際資格を取得して専門性を高めたい管理職/ビジネスリーダーとしてキャリアアップしたい

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部下やメンバーに対して、苛立ちを感じたことはありませんか?

上司に対して、不信感を抱いたことはありませんか?

自分の実力を認められて、モチベーションが上がったことはないですか?


これは全て、ビジネスシーンで感じる『感情』です。

「ビジネスに感情を持ち込むな!」と言われ続けた方も多いように思いますが、

そう言っている当人がイライラしている感情をもったままだと、

言行不一致になってしまいますね。


ビジネスに「感情を持ち込む」ことは、なんとなく子供っぽさを感じるのかもしれません。

感情と思考

子供と大人

私自身も、コーチングを学んで、

「どんな気持ちになりますか?」「どんな気持ちがしましたか?」

という感情に問いかける質問は、そんな理由で違和感を感じていたように思います。


ムダを省く効率的なコミュニケーションができていないと「結論は何?」と割り込まれ、

ロジカルに考えたり対話することが正しいあり方だと教わってきたのに、

部下を育成する時に、悩んでいるのは、

「どうしたらやる気(感情)になるのか?」「どうしたらモチベーション(感情)があがるのか?」

つまり、感情のマネジメント方法を模索している状態なのです。


感情をどうにかしたいのに、「感情」を持ち込まないマネジメントは考えられません。

相手のやる気が下がっている原因だけに意識を向けても、感情のマネジメントはできません。


相手のやる気を促すなら、まずは自分の感情のマネジメントを理解する必要があります。

・やる気をキープするために、どんな考え方で臨んでいるのか。

・モチベーションが下がったときに、自分に言い聞かせていることは何か。

無意識に行っていることかもしれないし、当たり前すぎて考えてこなかったことかもしれませんが、

相手に影響を与える存在なら、自分のことを理解し言語化することも大切です。


感情をなかったものにせずに、感情と思考のバランスをとっていく自分のパターンを理解して、

相手の感情パターンに影響を与えていくことが、今後のリーダーに求められているスキルなのです。


さて、あなたは今日の気持ちに気づいていますか?



(執筆:銀座コーチングスクール法人事業部・葉山みなみ)