「わからないことがあったら聞いてね」と言っても、聞いてこないのはなぜか?

コーチングの国際資格を取得して専門性を高めたい管理職/ビジネスリーダーとしてキャリアアップしたい

boss201208

仕事をお願いする時に、相手が経験のない仕事であれば任せっぱなしにならないように、

そして業務を滞りなく進めるために、「わからないことがあったら聞いてね」と声をかけることがあると思います。

 

新入社員や中途社員、正社員や契約社員、派遣社員に、経験がない仕事や慣れていない仕事を頼む時、

ある程度説明した後に「頼ってもいいよ」というメッセージを残しますが、わからないまま聞いてこない人がいるものです。


以前、わからないまま聞いてこないメンバーに、なぜ聞いてこないのかを質問したところ、

こんな答えが返ってきました。


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・なにがわからないのかが、わからなくて聞けなかった

・わからないことではあるけど、せっかく説明してもらったのに質問するのは悪いと思った

・忙しそうだったので、聞けなかった

・どのタイミングで聞いたらいいかわからなかった

・以前、わからないことを積極的に相談したことで怒られたことがあり躊躇した

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「仕事が滞るより聞いてもらった方がいい」、「時間がないなら時間がないってはっきり言うのに、、」と言い返したくなる気持ちを抑え、

私自身がメンバーの「わからない」に気づける方法を考えてみました。


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1時間以上、手が止まったら声をかけてほしい。

3時間後を目安に、お願いした仕事の状況を教えてほしい。

・相談したいタイミングで忙しそうに見えたら、相談できる時間を聞いてほしい。

などのルールを決めたのです。

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数字を加えることで、「わからない」という曖昧がより具体的になり、

言いづらい関係を改善するのに役立ちました。

リーダーとしても、メンバーが何に躓きやすいのか、何を聞きづらいと感じているのかがわかり、

果的に円滑に仕事が進むようになりました。


自分の言葉が曖昧なままになっていませんか?

行動を導くアプローチに変化させてみましょう。

そのようなアプローチ方法を修得するのに役立つのがコーチングスキルです。

まずはコーチング無料体験講座に参加することをお奨めします。


(執筆:銀座コーチングスクール横浜校代表・葉山みなみ)